孤独を生きる言葉

  • 河出書房新社 (2017年12月27日発売)
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本 ・本 (162ページ) / ISBN・EAN: 9784309026404

感想・レビュー・書評

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  • 「関係性とは育てるもの」…このことに若い頃は気づかなかった。今ならわかる。縁は育て、続けていかなければ、いつか遠くなってしまう。大事に、たゆまず、続ける。

  • 孤独を生きる全ての人へ。150もの本質を捉えた言葉たちは、どんな人も今の自分に響く言葉を最低ひとつは見つけられると感じた。大人になるとは孤独を受け入れることだ。

  • 著者の考え方はいい意味で変わらない。そこが安心できる。150の言葉の中で特に覚えておきたいと思った言葉は
    「自分をひらく努力」正直に話し、自分の信じるとおりに行動する姿をそのまま見せる。
    「得意なことをひたすらやる」うまくいかないときは、ささやかなことでもいいので無心に、得意なことをするとすっきりする。
    「やること・やらないこと・判断しないこと」この枠組みを決めておくと人の意見や流行に左右されない。
    著者はいつも自分のスタイルを持つ大切さをまっすぐな言葉で伝えてくれる。

  • 『孤独を生きる言葉』松浦弥太郎さん

    図書館で借りた本。

    寝る前に読んでた。
    そうやなって思う所と、そうかな?って思う所もあった。

    【本文より】
    ・いつでも人のしあわせをよろこべる自分でいる。
    強い自分になるために、自分を好きになるために、人のしあわせをよろこべるように心をコントロールしましょう。
    ・「いちばんの先生」は日々、出会う人たち。
    特別な気づきを与えてくれるすぐれた人だけが先生とは限りません。出会う人は誰もがみな、先生です。
    ・やさしさでごまかさない強さを。
    何かをやりとげるには、やさしさでごまかさない強い心も必要です。
    ・飛び込んだ人の勝ち。
    チャンスをものにできなくても、それどころか大失敗をしても、思い切って飛び込み、挑戦したことで、何かしら学んで成長できます。
    ・思いやりとは想像力を深めること。
    元気に見える人も、困りごとを抱えているかもしれない、笑っている人が、涙をこらえているかもしれないのです。想像力を深めれば、思いやりは自然にわきあがってきます。
    ・すべての土台は健康です。
    心がすこやかであるには、体がすこやかでなければならないのです。
    ・「自分はいつもしあわせ」と考える。
    「いつもしあわせ」だと考えることなら努力次第ですぐにできます。自分をコントロールしたいのなら、「いつもしあわせ」だと心で何度もつぶやいてみましょう。
    ・笑顔はいちばんのお守り。
    自分がまだまだだったり、つらかったり、苦しかったりしても、笑顔でいればなんとかなる。笑顔はいちばんのお守りです。
    ・しあわせは、おすそわけ。
    しあわせであれば、遠い世界の誰かにも、別のかたちでわかりあえるかもしれません。しあわせは、おすそわけしましょう。
    ・人を助ける力をつける。
    損得勘定抜きに、思い切り気前よく、人を助けましょう。小さなことから、人を助けていきましょう。
    ・最後に助けてくれるのは自分です。
    どん底に落ちてしまったときは、自分で自分に手を差し伸べる。こんな覚悟をもつことが、大人として生きていくことではないでしょうか。
    ・成功の反対は失敗ではなく何もしないこと。
    「これをしなかったら、どうなるんだろう?」と自問自答しよう。そうすると、「しなかった場合のマイナス」がたくさん出てきて、「やろう」という覚悟の気持ちがわいてくるのです。

    〈おわりに〉
    ・「孤独を生きる」とは、言葉を変えると、自分の愛し方を学ぶことではないか。
    ・自分の愛し方を知らなければ、人を愛することはできません。
    ・孤独によって、自分を愛し、人を愛することを学べば、いつまでも成長できる。
    そう信じて、今日も一人で歩いてみようと思っています。
    まっすぐに背中を伸ばして。
    顔を前に向けて。
    頭を、しゃんとあげて。

  • どこかで聞いた言葉が多かった…。

  • No115.たまらない孤独感におそわれることがあります。たくさん予定を入れて友達と会っても、埋まらない。家族や大切な人がそばにいてくれても、消えない。仕事の忙しさで紛らわそうとしても、孤独はどこかにいってくれません。その理由ははっきりしていて、孤独であることが大人の条件だからです。大人になるとは、孤独を受け入れることと言えるでしょう。

  • 印象に残った言葉

    1 関係性とは育てるもの
    8 壊れてからが始まり
    69 思いやりとは想像力を深めること
    74 求めすぎずに付き合う
    75 照れないパワーを味方につける
    84 お礼上手になる
    86 全線全勝は怖いこと
    87 断られ上手になる
    88 心で考えてみる
    98 してあげた、と思わない
    99 ひたすら待つ、という愛情がある
    102 待たせない、と決める
    128 ときには背伸びの付き合いを
    129 いつも「温め直し」を

  • 「”孤独を生きる”とは、自分の愛し方を学ぶこと。……孤独によって、自分を愛し、人を愛すことを学べば、いつまでも成長できる。」
    優しく背中を押してくれる言葉に、身が引き締まりました。バイブルにしたいと思います。装丁も可愛らしいので、いつでも持ち歩きたいです。

  • ありがちな言葉が多い印象。
    著者独自の価値観での言い回しが多く、好き嫌い別れる1冊だと感じました。

    人として身につけるべき基本的なことが綴られています。その時の心理状態によって言葉の受け取り方も変化すると思います。

  • 誰もがたった一人で生きていく。孤独はぴったりとついてきて、消えることはありません。自分だけが、たった一人で生きている、同じ孤独を抱える友のような存在があったら。孤独を生きる勇気と自由を知る人が増えますように。

    p111
    「怒ってもいいことは起きません」
    誰だって傷つくことはありますし、傷の痛みが怒りに変わることもあるでしょう。_そんな時は悲しくなっていいのです。つらくなってもいいのです。ただし、何があっても怒ってはいけません。_我慢して、許して、忘れてしまいましょう、怒らず、憎まず、恨まない。これは自分を守るための知恵でもあります。


    人は誰でも孤独であるということを前提に、その孤独と共に生きていくヒントが書いてあった。誰かといても孤独、そして、個と個しての関係の作り方について書かれていた。人に依存し、寄生しないこと。たとえ大切な人、親しい人であっても、その人の尊厳や自由を奪ってはいけないこと。

    個人的な出来事で、この本と重なる部分があり、怒ることでのデメリットがひしひしと伝わった。個人であることを忘れずに、孤独と共に、人との繋がりを考えたい。

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著者プロフィール

松浦弥太郎(まつうら・やたろう):東京生まれ。アメリカの古書店にインスパイヤーされてm&co.booksellersを立ち上げる。『暮しの手帖』編集長を経て、現在は会社経営、執筆・編集活動、映像、コンサルタント、商品開発、メディア出演など、枠を超えた活躍を続けている。著書に、『仕事のためのセンス入門』、『センス入門』、『ほんとうの味方のつくりかた』、『僕の考える投資について』、『期待値を超える』など多数。

「2022年 『それからの僕にはマラソンがあった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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