昭和バラエティ番組の時代 1955~1989 ちょっとだけ狂気TVの35年

田村隆

• 河出書房新社 (2018年1月29日発売)

感想・レビュー・書評

[hawaii0521さんの感想 · 2018年3月31日]

1955~1989の間のテレビのバラエティ番組の歴史を、現場の放送作家であった著者が振り返った本。テレビの草創期から全盛時代のエピソードが裏方視点でたくさん書かれている。
「シャボン玉ホリデー」、「８時だョ、全員集合」、「ゲバゲバ90分」、「11ＰＭ」等々、現在４０代後半～６０代前半くらいのかつてテレビっ子だった人たちには懐かしい番組が取り上げられている。
あたりまえだが、著者が関わっていた番組が中心なので、全てを網羅しているわけではなく、また90年代以降のバラエティについては触れられていないところはちょっと残念。
今後、誰か別の人がそこらへんをカバーしてくれることを期待する。

著者プロフィール

1941年生まれ。明治学院大学卒業。放送作家。『シャボン玉ホリデー』『巨泉・前武のゲバゲバ90分!!』『8時だョ!全員集合』など伝説的なバラエティ番組の構成を手がける。現在もラジオドラマなどで活躍中。

「2018年 『昭和バラエティ番組の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」