日本SF精神史【完全版】

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  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309026626

感想・レビュー・書評

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  • SFを読んでいた年齢や時代で評価は違うかも知れませんが知らないことばかりで、私に懐かしく、なおかつ、そうだったんですかあ?という新鮮な驚き満載な一冊でした。
    例えば安部公房についても、SF小説にこんなに"こだわり"と関係が、あったとは知りませんでした。
    (70年代後半の頃の私の印象は、SFに近い人だけど、"外の人"って感じでしたから)
    当時日本文学の主流であった、私小説・科学啓蒙小説への批判も本当に的確で、未来を見通せる文学者だったんだなあ。
    1960年代の発言で、「計算機は計算能力で人類をしのぐようになると(人類は)創造的な人間、これになっていくと思うんですよ。あらゆる人間がね」といのも、今の人が直面している問題に対する一つの回答を、さらっと発言しているし。
    安部公房さん、全部読みたくなりました。

  • こちらも欲しい本だ…。

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著者プロフィール

長山靖生

評論家・歯学博士。一九六二年、茨城県生まれ。九一年に鶴見大学大学院を修了。学生時代から文芸評論家として活動し、一九八七年、横田順彌、會津信吾らと共に古典SF研究会を創設、初代会長を務める(名誉会長・小松左京)。歯科医の傍ら、近代日本の文化・思想史から文芸評論や現代社会論まで幅広く執筆活動を行っている。『偽史冒険世界』(筑摩書房)で大衆文学研究賞、『日本SF精神史』(河出書房新社)で日本SF大賞、星雲賞を受賞。他に『テロとユートピア』(新潮社)、『バカに民主主義は無理なのか?』(光文社新書)、『若者はなぜ「決めつける」のか』(ちくま新書)、『日露戦争』『ゴジラとエヴァンゲリオン』『「ポスト宮崎駿」論 日本アニメの天才たち』(以上新潮新書)、『奇異譚とユートピア 近代日本驚異〈SF〉小説史』『「修身」教科書に学ぶ偉い人の話』(以上中央公論新社)など著書多数。編著に『懐かしい未来』(中央公論新社)、近著に『文豪と東京 明治・大正・昭和の帝都を映す作品集』(中公文庫)など。

「2019年 『文豪と食 食べ物にまつわる珠玉の作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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