日本SF精神史【完全版】

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309026626
#SF

感想・レビュー・書評

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  • 教科書みたい。
    何かの資料利用として活用しよう。

  • SFを読んでいた年齢や時代で評価は違うかも知れませんが知らないことばかりで、私に懐かしく、なおかつ、そうだったんですかあ?という新鮮な驚き満載な一冊でした。
    例えば安部公房についても、SF小説にこんなに"こだわり"と関係が、あったとは知りませんでした。
    (70年代後半の頃の私の印象は、SFに近い人だけど、"外の人"って感じでしたから)
    当時日本文学の主流であった、私小説・科学啓蒙小説への批判も本当に的確で、未来を見通せる文学者だったんだなあ。
    1960年代の発言で、「計算機は計算能力で人類をしのぐようになると(人類は)創造的な人間、これになっていくと思うんですよ。あらゆる人間がね」といのも、今の人が直面している問題に対する一つの回答を、さらっと発言しているし。
    安部公房さん、全部読みたくなりました。

  • こちらも欲しい本だ…。

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著者プロフィール

長山靖生(ながやま・やすお):1962年生まれ。評論家。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。開業医のかたわら、世相や風俗、サブカルチャーから歴史、思想に至るまで、幅広い著述活動を展開する。著書『日本SF精神史』(河出書房新社、日本SF大賞・星雲賞・日本推理作家協会賞)、『偽史冒険世界』(筑摩書房、大衆文学研究賞)、『帝国化する日本』(ちくま新書)、『日本回帰と文化人』(筑摩選書)、『萩尾望都がいる』(光文社新書)など多数。

「2024年 『SF少女マンガ全史 昭和黄金期を中心に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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