山猫クー

  • 河出書房新社 (2018年4月25日発売)
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  • 本 ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309026664

感想・レビュー・書評

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  • ノンジャンル単行本 あとがき解説無
    私達の秘密の同居人、シベリアオオヤマネコ。手のひらサイズの可愛い子猫を拾った筈だった。しなやかで妖美な山猫の姿とともに、現在、過去を繊細な男女二人の視線で巡ります。独特の描写に惹き込まれ、見えない結末は果たして…猫好きな方にお勧めです。

  • 捨て猫だったシベリアオオヤマネコのクーと航一、美羽
    そして美羽の姉 羽海との日常を描いた話。
    後半の流れには、ちょっと驚いた。

  • 『犬と私の10の約束』で大ブレイクした川口晴氏の著作。拾った山猫?と暮らす少々変わった姉妹とグラフィックデザイナー。山猫クーとの生活、幼い頃に過ごしたバンコックの思い出、思わぬ別れ、などなど。ゆったりほっこりする小説ということだったが、現実と非現実の曖昧な描写、現在と過去を行ったり来たり、淡々と読み進めているうちに終わってしまった。

  • 独特の人物達が登場する独特な雰囲気の小説だが、人物の描き方がなかなか良いので読んでいるうちに親近感が湧いてきて、結構楽しめた。

    自分には縁遠い生き方だけど、でもなんかちょっといいかな、とも思えてしまう。子供の時、しかも海外で育った繋がりから話が展開して行くのも、少し切なさを伴っていて良い。縁って絶対あるよねーと実感させてくれる。

    間違って予約してしまったが折角なので読んだ。こういう本との出会い方も、嗜好外のものと触れさせてくれるのでなかなか良い。

  • バンコクで子供の時に出会った美羽と航一,大きくなってから航一は美羽の姉と出会い,美羽と再会する.3人の京都での一軒家での共同生活,自由で気ままに生きながらお互いを思いやる抜群のバランス,とてもうらやましい感じだ.その後の姉の事故で崩れたバランスを山猫クーとの出会いが救った,少し常識ばなれしたクーとの生活は,びっくりの展開ながらうまく着地できて良かった.

  • 猫を巡る三人の物語。
    後半すこしファンタジーとリアルの描写が分かりづらい。

  • 美羽と小型犬飼育可のマンションに暮らす航一。 お互い父親の赴任で小学校3年間バンコクで暮らした2人。2人で暮らし始めた京都鴨川岸にてダンボールに入った子猫を拾う。1年で1メートルもの大きな姿になったシベリアオオヤマネコだったー

    ◆「まずは二週間前にさかのぼる」ていいながら2週間前の話はちょっとで、いきなり古い思い出話に飛ぶから困惑。以降も時系列も誰の目線の話かもごちゃ混ぜに思いつくままに書かれたような文章にイライラモヤモヤして1回返却して今回意地で2回め。でも最後まで読んでも「なんじゃこりゃあ!?」

    引越しも逃亡も助けてくれた猪熊拓馬くんだけはナイスアシストだったけど「中学はいまからじゃ無理かもしれないけど、高校に入れるといいですね。百メートル走は誰にも負けないでしょうね」 航一の羽海との関係、美羽再会からの関係。美羽の立ち直り…なんか弱いよね-…。

  • 猫好きなら思わず手にとって読んでしまう、表紙と題名。

    で、読んでしまった。

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著者プロフィール

早稲田大学第一文学部卒。脚本家・作家・映画プロデューサー。著書に『子ぎつねヘレン』『犬と私の10の約束』など。

「2018年 『山猫クー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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