泣きかたをわすれていた

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 70
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309026718

感想・レビュー・書評

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  • 小学校高学年から落合さんのエッセイが好きだった。彼女が介護の後、お母様を見送ってからの初めての小説。期待したけど、ちょっもあまりにも私小説過ぎて、生々しくて、引いた。「次」を書く気力精力はなかなか出てこないのかな。

  • 毎週末朝、落合恵子の声はNHKのラジオから
    暗い、と言うか重い

  • 読み終わってまず、著者の体調が心配になった。
    だって冬子は体の異変を感じ、精密検査の結果を待つとこで終わるんだもの。
    いつも若々しい落合さんも73歳なんだものね。
    お母さんを自宅で10年以上介護して著者が幼い頃から強迫神経症と闘ってきていたおかあさんと一緒に落合さんも闘っていたんだね。

  • なんとも気分が下がった。
    今の体調の悪いときに読む本ではなかった。
    元気なときに読んだほうがいいです、これから読む人は。

  • 認知症の母親の介護をいかに娘として向き合って行くのかが、赤裸々に書かれている。
    親を看取るための壮絶な毎日だが、冬子自身が倒れてはならないと、決意の重さが伝わった。
    後半は、仕事を通じた友人などとの別れ。
    72歳になるまでに、こんな経験をしたからこそ感じるものが、淡々と書かれていて、ラストは重いテーマでありながら、読後感はとても良かった。

  • 親の介護、認知症。

  • 初出 2018年「文藝」

    私にとって落合恵子はセイヤングのレモンちゃん。
    彼女の感性に学ぶことが多かったなあ。

    72歳の冬子は、実年齢と同じで私小説っぽい。

    前半は母親の介護の話で、母一人娘一人で生きてきた彼女の思いがよく伝わる。
    「私の許可なしに、「わかる。」というな。そんな安易なものじゃない。」と書かれているのだが。

    後半は、オーナーである子供専門書店とそのスタッフへの思い。店をチーフの路子に譲るという手紙を書くところで終わる。実際のクレヨンハウスもそうなるのかなあと気になるところ。

    母や、恋人、親友たちを見送り、「もういつ死んでもいいのだ」と大きな安堵、解放の涙を流す。
    落合恵子に涙は似合わない、という我々の思いからも解放されたいのかも知れない。

    追記
    5月30日の朝日新聞にこの作品についてのインタビュー記事が載った。介護中に書いた文章より小説の方がより真実に近いというコメントが執筆の動機を窺わせる。
    https://www.asahi.com/sp/articles/DA3S13517025.html?iref=sp_ss_date

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著者プロフィール

作家。執筆と並行して、東京と大阪で、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」を主宰。おもな著書に『人生案内 自分を育てる悩み方』(岩波新書)、『母に歌う子守唄わたしの介護日誌』(朝日新聞社)、『絵本屋の日曜日』(岩波書店)など。翻訳書に「ぞうさん・ぶたさん」シリーズ(クレヨンハウス)、「とびっきりのともだち」(BL出版)など。

「2018年 『村じゅう みんなで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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