本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309026916
感想・レビュー・書評
-
1923年に、半年ばかり連載されたものを新刊として発行したもの。袁世凱に両親を殺された支那人の青年・張教仁は、羊皮紙に描かれた莫大な宝を求め、砂漠へ、ボルネオの密林へ物語は展開していく。秘境冒険小説とでもいえるもの。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マドリッドから始まりボルネオの奥地で終わる冒険活劇。
冒頭登場したスペイン人の探偵が主人公化と思いきやと途中登場の支那の貴公子の話が主でした。
アジアの滅んだ国の莫大な財宝をめぐる冒険に土耳古美人、道教の方士、人猿を束ねる年老いた動物学者と登場人物も独特でレトロロマンに溢れています。
恋愛的なロマンの部分は中途半端に終わっていますが砂漠や密林と言った文明世界から離れた地での冒険は読んでいて楽しかったです。
全3件中 1 - 3件を表示