そこにいるのに

著者 :
  • 河出書房新社
3.32
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本棚登録 : 146
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309027463

感想・レビュー・書評

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  • 13のホラーが詰まった、一冊。似鳥さんの初の丸ごとホラーと言っていいのかな。タイトルはもちろんだけれど1話目から結構怖さポイントを刺激された。ガツンと一気にくるものもあればジワジワくるものもあり、意外性を感じる作品もありで、最後まで飽きさせない13のホラー。静かな部屋で読んでいるとさすがに背筋がうっすら寒くなった。世の中、見ない方がいいもの、見えてはいけないもの、どれだけあるのだろうか。

  • こ、怖い。ホラーだったよ。ってタイトルからわかるか。
    見てはいけない、と言われると見ちゃうしなぁ。どうすりゃいいんだ。

  • あまりに理不尽としか言えないホラーもあればどうせこの話もそうなんだろ理不尽エンドなんだろとびくびくしながら読み進めるとそれなりに解決したりほっとできたり、色々な味わいの短編集。個人的にはにこにこしながら読んでしまった「随伴者」、道具立ての好きな「視えないのにそこにいる」が気に入った。

  • 2019/03/24 読了。

    図書館から。

    さっくり怪談話。
    割合いい話終わりが2作ほど。
    他は、そろ~と後引きますね。

  • 撮ってはいけない写真。曲がってはいけないY字路。13のホラーが詰まった短編集。「六年前の日記」「写真」「おまえを見ている」「陸橋のあたりから」「二股の道にいる」「痛い」「なぜかそれはいけない」「帰り道の子供」「随伴者」「昨日の雪」「なかったはずの位置に」「ルール」「視えないのにそこにいる」収録。

    ちょっとコミカルなミステリー作家の印象だったのでホラーも書けるんだなぁ~と驚きました。怖い話がこれでもかと詰まっていましたが、ホラー苦手な私でも楽しめるレベルの怖さです。怖いんだけど色んな種類の怖さが楽しめる、みたいな。怪談っぽいもの、都市伝説っぽいもの、ミステリーホラー…「世にも奇妙な物語」に近いです。共通点は「クママリ」という人気のキャラクター。そして最後の「クガワリ」。

    …あー…他の方のレビューで目次に気づいてしまった…一瞬、ひっ!ってなりました…こういう細かい仕掛け好きです。

  • 怖い話満載の短編集。じわじわくるものとか、意味が分かると怖い話とかあって、読み終わった後に「こわっ……」ってなる。個人的に一番怖かったのが、一番最後のクガマリと、エゴサして知ってしまった動画の話。
    立ち食いそば屋の天使は、異色で怖い話かと思ったらいい話だった。だと思いたい。(そして昨日のお昼にもりそばを食べたはずなのに、駅にあるそば屋に行きたくなった。)
    あとは部屋にいるモノの視点の話。ファンシーなのに……どうしてこうなっちゃったのだろう……。

    でも、なによりも……似鳥さんの作品だとよくある横にあるコメントとか、こだわりのある後書きが一切ないことが一番怖かった。

  • +++
    曲がってはいけないY字路、見てはいけないURL、剥がしてはいけないシール……読み進めるほど後悔する、13の恐怖と怪異の物語。
    +++

    ホラーテイストの短編集である。どれもじわりじわりと恐怖が這い上がってくる感じ。いるのに認識されない、いるのにいないものとされる、いるのに自分だけにしか見えない、いるのに他人に認識されない、などなど、存在するのかしないのかという怖さのあれこれが描かれていて面白い。決定的なところまで描き切らない寸止め感も、恐怖を増す効果になっていると思う。ホラー苦手な私でも愉しめるレベルのホラー度の一冊だった。

  • 怖い展開にもいろいろパターンがあり
    待ち伏せ系や 貞子さん系など
    短編なので 先が読めてしまうのですが
    それでも 面白く読めました
    だた 全部終わり方に救いがないので
    げんなりしてきたなぁ 
    と思ったら 光明のようにいい話が
    一編混ざるのが 憎いですね

  • 都市伝説的な話はあまり興味が引かれなかったけど、
    「帰り道の子供」は意外な展開で良かった。
    立ち食い蕎麦屋の天使。

  • 一編の温もりを囲む、うっわぁ~なホラー短編集。普通の日常から不意に引きずり込まれる“見られていた、見えてしまった”恐怖。老若男女問わず、それは襲いかかる。
    最恐は、平凡な人間が追い込まれる絶望の不条理「痛い」。
    「陸橋のあたりから」と「二股の道にいる」も親心が急速に冷える。もし息子が見えてしまったら…ドキドキがノンストップ。
    トリの「視えないのにそこにいる」は短編にしておくのがもったいない。フィクション性は高いが、臨場感と父子のドラマがあり、もっと深く視えないものの正体と因縁に迫った長編で読みたいと思った。

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著者プロフィール

似鳥 鶏(にたどり けい)
1981年生まれ、千葉県出身の小説家・推理作家。男性。千葉大学教育学部卒業。北海道大学法科大学院在学中の2006年、『理由(わけ)あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、2007年に同作品で小説家デビュー。
2012年の『戦力外捜査官』が代表作。本作はシリーズ化し、武井咲主演でドラマ化された。

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