- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309027630
感想・レビュー・書評
-
2018年12月河出書房新社刊。29人の作家によるエッセイ、小説、マンガのアンソロジー。お金のことと、お金に絡む仕事や暮らしのことを29人が語ります。タイトルに惹かれて読みました。金額こそ出てこないものの、何々を買った買えないという記述もあり、なんとなく額が、想像できる話もあって面白い。多彩な考え方や、生活レベルな話が収録されていて、興味深く、楽しめました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルに惹かれた。
お金がないと生きづらい世の中だし。
太宰治の話が1番好きかな。
「貸せない理由と借りたい理由」も、あ~って感じで。
新美南吉さんの話でほっこりしました。 -
高野秀行さんの文章が載っているというので読んでみた。高野さんのは「ワセダ三畳青春記」から「守銭奴」のくだりが収録されていた。「ワセダ~」には強烈なエピソードや登場人物がてんこ盛りなのだけど、まあこの方もその大きな一つだろう。野々村荘は永遠だなあ。
一番心に残ったのは、冒頭に配された雨宮まみさんのエッセイだった。「女子をこじらせて」は読んでないのだが、雑誌などで時々目にしていた。こういう文章を書く人だったのか。豊かなのか貧しいのかわからない、現代の東京で生きることの孤独が切々と伝わってきて、たまらない気持ちになった。享年四十。やはり早すぎる。 -
古くから作家と切っても切れない「貧乏」。お金の姿形が変わりゆく今こそ必読。懐は寒くとも心は温かくなる、選りすぐりの30篇!(アマゾン紹介文)
高野秀行さんや水木しげるさんが書いている、純粋な「貧乏話」を期待して読んだんだけど、ちらほら外れているものもあり、なんとも微妙な気分に。他国と比べてどうだとか言われてもなぁ。
あと、赤塚不二夫さんの不条理ギャグはちぃとも笑えず、当時の読者層とのギャップを感じたり。面白いのかあれ。 -
新旧問わずいろんな人のお金にまつわるエッセイ集。太宰治が面白く、深沢七郎に共感した。
-
みんな結構お金ないけど逞しく生きているよね、えらい
-
金にまつわるオムニバス、太宰治は、やっぱり文章うまいね
-
人選が面白かったです。最後はお金についての不気味さを残しました。
-
20190401 著名人による貧乏談義、エッセイ。貧乏を楽しむ余裕が感じられお金が無いけどそれが何か?という気分を共有できれば全部共感できる内容だった。生きる参考にはならないけ悩んだ時にヒントになる本だと思う。