お金がない! (暮らしの文藝)

  • 河出書房新社
3.19
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本棚登録 : 184
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309027630

感想・レビュー・書評

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  • 2018年12月河出書房新社刊。29人の作家によるエッセイ、小説、マンガのアンソロジー。お金のことと、お金に絡む仕事や暮らしのことを29人が語ります。タイトルに惹かれて読みました。金額こそ出てこないものの、何々を買った買えないという記述もあり、なんとなく額が、想像できる話もあって面白い。多彩な考え方や、生活レベルな話が収録されていて、興味深く、楽しめました。

  • タイトルに惹かれた。
    お金がないと生きづらい世の中だし。

    太宰治の話が1番好きかな。
    「貸せない理由と借りたい理由」も、あ~って感じで。
    新美南吉さんの話でほっこりしました。

  • 高野秀行さんの文章が載っているというので読んでみた。高野さんのは「ワセダ三畳青春記」から「守銭奴」のくだりが収録されていた。「ワセダ~」には強烈なエピソードや登場人物がてんこ盛りなのだけど、まあこの方もその大きな一つだろう。野々村荘は永遠だなあ。

    一番心に残ったのは、冒頭に配された雨宮まみさんのエッセイだった。「女子をこじらせて」は読んでないのだが、雑誌などで時々目にしていた。こういう文章を書く人だったのか。豊かなのか貧しいのかわからない、現代の東京で生きることの孤独が切々と伝わってきて、たまらない気持ちになった。享年四十。やはり早すぎる。

  • 古くから作家と切っても切れない「貧乏」。お金の姿形が変わりゆく今こそ必読。懐は寒くとも心は温かくなる、選りすぐりの30篇!(アマゾン紹介文)

    高野秀行さんや水木しげるさんが書いている、純粋な「貧乏話」を期待して読んだんだけど、ちらほら外れているものもあり、なんとも微妙な気分に。他国と比べてどうだとか言われてもなぁ。
    あと、赤塚不二夫さんの不条理ギャグはちぃとも笑えず、当時の読者層とのギャップを感じたり。面白いのかあれ。

  • 新旧問わずいろんな人のお金にまつわるエッセイ集。太宰治が面白く、深沢七郎に共感した。

  • みんな結構お金ないけど逞しく生きているよね、えらい

  • 金にまつわるオムニバス、太宰治は、やっぱり文章うまいね

  • 人選が面白かったです。最後はお金についての不気味さを残しました。

  • 20190401 著名人による貧乏談義、エッセイ。貧乏を楽しむ余裕が感じられお金が無いけどそれが何か?という気分を共有できれば全部共感できる内容だった。生きる参考にはならないけ悩んだ時にヒントになる本だと思う。

  • 最初の雨宮まみの話が一番好きでした。
    東京の物価に慣れてしまう。ボロの人には見せられない部屋に住みながら、ブランド物ばかり買ってしまう…

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著者プロフィール

1935年9月14日、旧満州に生まれる。手塚治虫の『ロストワールド』に影響を受け、漫画家を志す。56年、『嵐をこえて』でデビュー、伝説のトキワ荘に入居する。62年、『おそ松くん』と『ひみつのアッコちゃん』の連載を開始。イヤミが口にする「シェー!」の言葉やポーズは日本中で大流行した。67年には『天才バカボン』と『もーれつア太郎』の連載が始まり大ヒット。バカボンのパパやウナギイヌ、ニャロメなど数多くのキャラクターを生み出した。主要な作品はアニメ化され、「ギャグ漫画の王様」とうたわれる。ほか代表作に『レッツラゴン』『ギャグゲリラ』など。98年に紫綬褒章受章。2008年8月2日没。享年72。

「2018年 『コアでいいのだ! 赤塚不二夫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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