居た場所

著者 :
  • 河出書房新社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309027760

感想・レビュー・書評

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  • 表題作/蒸気の立ち込める作業場で<私>たち一家が酒の仕込みをしている所へ、小翠(シャオツィ)が初めて来た日の回想から始まる。彼女がどこかの国の小さな島の出身で、介護実習生として来日したこと、その後色々あって<私>の家族の一員となったこと、また彼女が島を出たあと一人で暮らしていた町に行きたがっていることなどが徐々に分かってくる。遺跡、謎の液体、食用動物タッタ、ミイラの耳栓など、謎のパーツが集まって視界が開けていくのを期待したくなるが、焦点を合わせようとしても視界の中心がぼやけてしまうのが面白い。
    同時収録の短編「蝦蟇雨(がまだれ)」や「リアリティ・ショウ」でもそうだけれど、時折ギョッとする生々しさがある(初出2018)

  • 前回の芥川賞候補作。
    私好きかもなーと思って読んでみたけどさっぱり分からなかった。SFでデビューしたようなので、すでにそこから合わなかったのかも。

  • SFで知った方なので、芥川賞候補に上がった時には意外だなと云う印象でした。
    物語の肝、と云うか、肝心(そう)なポイントに近付くと逸れていく、ああ云う事だったのか、こう云う事だったのかを読了まで引っ張る書き方は高山さんぽい。ハッキリとした何か(例えば感動とか)が残る物では無いのですが、もやもやとふんわりと幸せが残ります。あら不思議。

  • よくわからなかつた。
    芥川賞っぽいなと思って感想書きに来たら候補作になっていたのですね。うーん…ぽい。

  • 第160回芥川賞候補作

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著者プロフィール

高山羽根子(たかやま はねこ)
1975年、富山県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒。2010年、「うどん キツネつきの」が第1回創元SF短編賞の佳作に選出され、同作収録したアンソロジー『原色の想像力』(創元SF文庫)でデビュー。2015年、「おやすみラジオ」が第46回星雲賞(日本短編部門)参考候補作に。同年、短編集『うどん キツネつきの』が第36回日本SF大賞最終候補。2016年、「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞受賞。2018年、短編集『オブジェクタム』が第39回日本SF大賞最終候補作に。「居た場所」(『文藝』冬号掲載)で第160回芥川賞初ノミネート。

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