もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた: NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。 (NHKネコメンタリー 猫も、杓子も。)

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 89
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309027838

感想・レビュー・書評

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  • 社会派、ミステリー、殺人、恋愛等々、様々なジャンルのもの書きの人達。
    年代もタイプも違うのに共通していることは"猫好き"。
    そして揃いも揃ってもみんな"もふもふ"の猫達。
    飼い猫と一緒にくつろぐ姿や猫を見つめる優しい眼差し。
    写真を見ているこちらも、つい微笑んでしまう。
    各々の巻末にある猫エッセイや短編からも猫愛が真っ直ぐ伝わってくる。

    生活を変えてくれた存在でもあり、昼寝仲間でもあり、相思相愛の同志でもある猫達は、顔を見ていれば、ただそこに居てくれればそれでいい、大切な存在。
    もの書きの傍らにいる猫達から安らぎと癒しを貰った。

  • 角田光代、吉田修一、村山由佳、柚月裕子、保坂和志、養老孟司。今を代表する気鋭の作家たちの猫エッセイ。紙面の半分は可愛い猫ちゃんのフォト。作家らの優しい素顔にも触れられ、ほんわか癒される。人気作家ばかり。仕事に追われ辛くてどうしようもなく苦しい時、その辛いことに全身で向かわなければならない。それがとてつもなくしんどい。そんな時でも猫の存在は、一刹那にせよ難題の直面を忘れさせてくれる。気持ちの逃げ場が心を楽にしてくれる。そういえば自分もワンちゃんに日々救われている。あらためて思い知らされた。

  • NHKのネコメンタリー、チェックして見てました。
    でも保坂さんの回は見逃してました。
    その時を思い出してとても読みやすかったです。
    写真も多めで癒されました。
    作家さんも素敵な表情ばかりでした。

  • 猫と猫を愛する6人の作家たちとのそれぞれの暮らしのお話。愛し方は様々。

    その中で、吉田修一さんの言う“自分の寂しさや孤独をおしつけない。いてくれるだけで、そのままでいい。”は共感。自分の心を埋めるのは猫じゃなくて自分自身、猫は元気でいてくれればそれだけでいい。
    “私はこれからも君たちに嘘をつくことはない。そんな関係で一生を終えられるのは、きっと君たちだけだと思う。”は素敵。思いのままに生きているだけで、猫には“嘘”などという概念はないのだから。

    またシロちゃんと保坂和志さんの関係はとてもユニーク。
    一日に何度もご飯や薬、漢方のお世話をし、丁寧にメモを取る保坂さん。我が家は完全室内だがそれに近い事をしていた時期もあり、今も少し。付かず離れずな関係は少し寂しい気もするが、それは人の勝手な理屈で、シロちゃんとしてはベストで理想的なのかも。二人の心の距離はきっと近い。

    マイペースや気まぐれに振り回されて、時々疲れてしまう時もあるけれど、猫を愛する者の心は同じようなのだなと思う。

    ※角田光代さんとトトちゃん、村山由佳さんともみちゃんについては、以前にそれぞれの本でレビューしています。

  • 可愛かった~。猫たちの顔が姿形が表情が(写真ね)
    作家と猫ってきっと相性が合うんだね。
    特に角田光代の”トト” 村山由佳の”もみじ” 吉田修一の”金ちゃん”と”銀ちゃん”がめちゃ可愛かった。

  • 虹の橋を渡っていった愛猫を思い出した。

  • 猫を愛する作家と、その愛猫を特集した番組「ネコメンタリー」の書籍版にあたる。
    ・・・といっても自分はその番組自体は未見で、単純に好きな作家の名前が並んでいたので手に取った。

    それぞれの作家のインタビューと、猫についてのエッセイまたは短い小説、そして彼ら彼女らの愛猫たちの豊富な写真、が作家ごとに収められている。

    当たり前だけれど、猫への接し方や考え方は個々人によって異なり、それが比較できるのが面白い。
    あと写真がうまくて猫がみんな個性的な表情で撮られていて可愛らしい。作家と生活を共にしている、というのがよく伝わってくる写真ばかりだった。

    なんとも言えない気持ちになったのが、寄稿された作家たちのエッセイや小説。
    著名な作家ばかりであるのに、思い切り失礼な言い方をしてしまえば、非常に凡庸な内容が多くて、大好きな猫に向けた言葉、となるとどんな名作家でもペン先が鈍るのか・・・としみじみした。

  • 猫を飼っている人の言葉は、共感できるし、心にストンと落ちてくる。

  • テレビで見ていいなと思ったシーンの写真が多くて、
    作家さんたちの言葉を文章で読めてよかった

  • ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。 - NHK
    http://www4.nhk.or.jp/P4383/

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    作家はなにゆえ猫を愛す? NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」が一冊になった! 作家が語る愛猫との暮らしがオールカラーで楽しめる。番組のための書き下ろし作品も収録。
    http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309027838/

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著者プロフィール

角田光代(かくた みつよ)
1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
1990年、「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、小説家としてデビュー。受賞歴として、1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞を皮切りに、2005年『対岸の彼女』で第132回直木三十五賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で第22回伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で第25回柴田錬三郎賞、同年『かなたの子』で第40回泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』で第2回河合隼雄物語賞をそれぞれ受賞している。
現在、小説現代長編新人賞、すばる文学賞、山本周五郎賞、川端康成文学賞、松本清張賞の選考委員を務める。
代表作に『キッドナップ・ツアー』、『対岸の彼女』、『八日目の蝉』、『紙の月』がある。メディア化作も数多い。西原理恵子の自宅で生まれた猫、「トト」との日記ブログ、「トトほほ日記」が人気。

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