感想・レビュー・書評

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  • 北大路魯山人から柚木麻子まで、豪華な
    執筆陣による寿司にまつわるエッセイ集
    です。

    寿司に関するワンテーマで絞られていま
    すので、時代時代の寿司の様子がよくわ
    かります。

    握り寿司の元祖と言われる与兵衛寿司と
    同じ頃に笹巻毛抜寿司が現れました。
    この寿司屋は今でも十二代目が神田で
    営業しているらしいです。

    このように寿司のウンチクも網羅してい
    る一冊です。

  • さまざまな方のお寿司にまつわるエッセイ集。

    執筆された年やその方たちが生きてきた時代背景もあるのだろうけれど、前半は「女子どもはひっこんでなさい」とでも言わんばかりの方が多くて、読んでて楽しくなかったです。いっそ読むのを止めてしまおうかと何度も思いました。

    後半はその反動か、女流作家が多く日常生活にそっと寄り添うようなちらし寿司やいなりずし、回転寿司のことも書かれていて、ほっとしました。

    そうよ、回転寿司もじゅうぶん美味しいです!

    前半部分でも、林正蔵さんのエッセイは、まさにご本人が通いなれたお寿司屋さんのカウンターに座ってちびりとやりつつ「いいところ握ってよ」とでも言っているような気負いのない姿がにじみ出る文章で、好感が持てました。

  • 後半の女性陣の文はよかった。生活、とか人生、とかと直結してる感じのお寿司の話で。
    吉村昭さんの母上が出された食事をあれこれいうもんじゃない、作ってくれた人のこと考えなさい、とゆーおことばになるほどーっと。
    あじわい回転寿司禅には行きたいなあ。

  • 石牟礼道子のこの父親にしてこの娘ありなんだろうなと思った。
    古川緑波は相当の食い道楽。
    角田光代のごちそうの概念、高級食材でなくても、手間がかかって家族の為に作る家庭料理こそご馳走なんだね。おかあさんの作るお稲荷さんが食べたくなった。(もうかなわないことだけど)

  • ちらし寿司たべたい。。。おいなりさんもいいな

  •  はればれ、おいしい寿司の話。魯山人から山田五郎、村上春樹まで、寿司にまつわるエッセイを惜しみなく。
    多くは、昭和の良き頃の寿司屋と寿司の記憶だ。俳句ですしといえば、夏の季語である。江戸前の寿司屋こそ最高だ、それを育てたのは銀座、短い文章のなかで、キラリと孤高の文豪の筆がはしっている。なれ寿司、かぶら寿司、地方のお寿司も面白い。
     いなりずしのうまさを書いた角田光代さん、お腹すいてくる。ばらちらしも、増田れい子さんはじめ、女性の記憶に残っているらしい。村上春樹のわさび巻き、からの下世話な話、これぞエッセイ。

  • 寿司を題材にしたエッセイ集でした。寿司の始まりは発酵させたものだったそうだ。冷凍、冷蔵、運搬技術がなかった中、工夫したものだった。関西が発祥。それに対抗した江戸が握り寿司を発意したそうだ。寿司の味は、結局のところ、一緒に食べる人、その時の気分で決まるのかな?と思いました。

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著者プロフィール

北大路魯山人 (きたおおじ ろさんじん)
料理研究家・陶芸家・書家=本名房次郎。1883(明治16)年、京都・上賀茂神社の社家の次男として生まれる。1904(明治37)年、日本美術展覧会の千字文の書で一等を受賞。その後、篆刻、陶芸に手を染める。19年には古美術商を営むかたわら、会員制の「美食倶楽部」を発足させる。25年には東京麹町に、当時のセレブを対象にした日本料理の料亭、星岡茶寮を創設、顧問兼料理長に就任。26年、北鎌倉の山崎に窯を築き、星岡窯と称した。料理と陶磁器と書に鬼才を発揮、新境地を開いた。美食に人生をかけ、美的生活に耽溺した。1959(昭和34)年12月21日、好物のタニシのジストマによる肝硬変で死去。

「2020年 『魯山人の和食力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北大路魯山人の作品

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