さよならの儀式

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 1973
感想 : 234
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309028071

感想・レビュー・書評

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  • SFコレクション『NOVA』2011〜2018掲載の短編集。母の法律、戦闘員、わたしとワタシ、さよならの儀式、星に願いを、聖痕、海神の裔、保安官の明日。

    普通の日常のなかにすこしづつ見えてくる違和感、あれ?と思いつつ読み進めると、あぁ、違う世界のお話なのだと。破綻なくひとつの世界をつくれるっていうのがすごい。

  • 色々な物語の短編集
    ちょっと私には合わなかったかな

  • SF短編集だけど、宮部みゆきの文章なので全然SFに感じない。よくよく読んでみたら設定が現実じゃなかったと気づく、みたいな。

    読後感がすっきりしないのはちょっと残念。
    せっかく宮部さんなんだから長編で読みたい、という話が多かった。

  • 宮部さんなので文章は読みやすい…
    ただ、私の好みではなかった。

  • 宮部みゆきの作品は大体好きなテイストなんだけど、今回は無理だった…。
    オチがあるのかと思いきや、ない!笑
    そういう世界なんだというオチ(「戦闘員」)

    3話くらい読んで、先が気にならなくなってギブ。
    もっと現実的な話を読みたいな。

  • 短編集だと思わず読み始め、
    あまりの「濃さ」に読み終えられるまで心臓がもつだろうか、
    と心配したことはさておき、
    珠玉の作品が並んだ短編集だった。
    つやっつやのネタの特上握り寿司みたいな感じ。

    「母の法律」では、あまりにもありそうな「新骨相学」の説明に、
    母を失ってしまった「子ども」たちの心の動きに、
    突然の展開に震えた。
    言い争う十五歳と四十五歳、「わたしとワタシ」には笑えたし、
    「海神の裔」の海神の生まれ方にはほろりとした。

    この作品たちはSFなんだろうか。
    いや、SFなのは間違いないが、
    ファンタジーというにはあまりに現実的というか、
    登場する人々の想いやが心に刺さる。
    さすがの宮部みゆき。

    読み終わった時に浮かんできた疑問がある。
    もしこの中から作品を一つ選んで、
    長編にしてもらえるとしたら私はどれを選ぶか。
    鯛かマグロか鰯か、それともホタテか。
    それが問題だ。

  • 宮部みゆきは初めて読んだ。
    やはりSFの人が書いたSFとは違う。違うけれど、だからこそSFばかり読んでる人にとってはちょっと新鮮な感じがして楽しかった。
    エンタメ小説の達人。さすがです。

  • 短編集。人気作家だが、この作品ではあまり魅力を感じなかった。馴染みのないマザー法、タイムスリップの物語、生活してきたロボットとの別れ等SFチックな物が多いが、主人公が皆中途半端で、感情移入が出来ない。

  • 現代社会の問題をSFテイストを加えた短編集。SFが加わることで私にとっては難解になった気がしますが、作品の終わりに希望を見つけるか、失望を見つけるかは楽しみな作品です。時間を置いて再度挑戦したい作品です。

  • ある意味SF、もしくはファンタジーなのか。仮想現実の短編集なのだが、現実にすら対応できない程度の脳ミソのスペックなので、ついていけない。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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