最後の楽園: 服部まゆみ全短編集

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 217
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (498ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309028446

感想・レビュー・書評

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  • 装丁に惹かれ著者初読み。あえてよく知らないまま読んで良かった。ホラーにもミステリー にも著者のゴシック的雰囲気とノスタルジーと笑いの要素がちりばめられている。『怪奇クラブの殺人』『桜』『骨』『髑髏指南』が好み。

  • 服部まゆみ作品をまとめて読める分厚くて幸せな一冊
    著者らしくラストまで気を抜けない
    「Happy birthday to me」
    「骨」「末摘花」が特に好きだ
    「桜」はニガテ
    著者が亡くなりもう新作は読めないのが
    本当に悔しい

  • 著者が逝去してかなり経っているので、新しい本が出たのは嬉しかった。
    様々なジャンルの短編、中編が盛りだくさんに入った豪華な本。装丁も美しい。
    ミステリもホラーもやはりこの著者は叙情性が素晴らしい。
    ベストは中編の「桜」。
    金田一耕助のパスティーシュを書いていたのは驚いた。

  • 毎日少しずつ読むつもりだったが、ついついページをめくってしまい、あっという間に読み終えた。ホラーやファンタジーもあるが、全体的にはミステリーが多い。へろへろぐずぐずな常陸の宮とは対照的にアグレッシブな六条御息所が走り回る姿に笑い、金田一耕助の登場にも目をみはったが、どれも世界観に引き込まれ、面白かった。17編を通して特に気に入ったのは『時のかたち』『葡萄酒の色』『骨』『Happy birthday to me』。

  • 昔はまって読んでいたので久しぶりに手に取る。
    雰囲気がすてき。あいかわず不穏。
    もう新作は出ないんだな…

  • 随分前に『一八八八 切り裂きジャック』を読んで以来…全部読みたい作家さんなのだった。
    そして実現出来ていない…やはり全部読みたい。

  • 好: 「無題」「骨」「末摘花」

  • 文章は読みやすくて設定も好きなんだけど、どれも結末がもう少し盛り上がって欲しい感じ。ちょっと物足りなかった。

  • 今までこの方の短編を読んだことがなかったので、一気にこれだけの作品を浴びて少々酔い気味になってしまった。濃厚な世界観を堪能できるが、個人的には長編の方が好きかな。

  • 著者が版画家でもあったことを初めて知った。

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著者プロフィール

1948年生まれ。版画家。日仏現代美術展でビブリオティック・デ・ザール賞受賞。『時のアラベスク』で横溝正史賞を受賞しデビュー。著書に『この闇と光』、『一八八八 切り裂きジャック』(角川文庫)など。

「2019年 『最後の楽園 服部まゆみ全短編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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