- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309030166
感想・レビュー・書評
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料理が上手で
英語も堪能なメイドさんが
分数を理解できない
教育が意識的に受けられないことの
溝にふと気が付くなど
リアルな体験
まずは自分の身近なところから
学校生活や食事を通じて
見識を広げていき
後半は 思わぬきっかけから
社会派な活動を広げていくことになります詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
題名にある「常識」とは、作者自身の常識のことであり、もちろん、この本の読者の常識ではない。
親の転勤についていき、インドで暮らすことになった女子高生(インターナショナルスクールだけど)が書いたエッセイ。書籍化すべく「第16回出版甲子園」に応募し、大会史上初となる高校生でのグランプリ受賞’(それ以前は大学生)した。
JKのあざとさが垣間見える(?)からか、あまり好きになれなかった。ただ、後半部分のインドのストリートチルドレンの状況を知るにつれて、日本のノンキナJKを脱却したあたりは好感が持てる。 -
今体験してることをそのまま文章にしていってるみたいに、情景描写や説明がしっかり書かれていて、とてもこなれた文章。それがものすごい違和感を生んでいる…
タイトルから、まあまあはっちゃけた女子高生がインドでぶっ飛んだ体験をする体験記のように感じるけど、著者はとても文章力があって、英語でやっていけてそうなとこを見ると頭もよさそう。
とてもしっかりしたいい子ぽくて、そのせいでなんか思った本とはちがうのだ…
しかもJKではなく中学生のうちにインドに行ったようだ…
中学生のとき体験したことをこんなにちゃんと文章にできるなんてすごいのに…
書かれてあることも、大人になるとある程度ふれたことのある情報なので、若者が読むのがいい本かも。 -
親の海外赴任でインドに行った女子高生の3年間。
初っ端から文章力の素晴らしさに圧倒される。
言葉の使い方上手すぎる。
インドでの貴重な体験。
食べ物に限らず、生活スタイルがまったく違うインド。
それに貧富の差も激しい。
スラムの子たちとの交流などもあり、日本で過ごす3年間よりも絶対この先の人生に生きてくる濃密な3年間だったと思う。
後半はコロナ過の大変さも経験して、今は日本に戻ってるけど、彼女のこの先が本当に楽しみ。 -
現地での社会課題について書かれた本は多々あれど、JKの目線・表現で書かれている点が稀有。
著者の感受性や教養の高さが紡いだ一冊はあまりにもみずみずしい。 -
文章がうまい!
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「毎日カレーじゃないよ」という惹句が気になり手に取ったのだが、インドの食生活は一日3食カレーというのが正解なのだけれども、現地の金持ち子女が通うインターナショナルスクールで学び、住込みのメイドが作ってくれる和食を食べるJKの台詞ではある。オドロキ桃の木、常識はずれのインドでの(デリー)生活のあれこれが盛り沢山に書かれる。
「出版甲子園since 2005」史上初の高校生のグランプリ受賞とあるので?と思ったら「学生の、学生による、学生のための出版企画コンペティション」ということであり、大学生でも中学生でもいいってことのようです。選考の過程でブラッシュアップが繰り返され、「スタ誕」ばりの決勝後に手を挙げた編集者による手入れもあることで、高校生の手記にしては芸達者な感じが強いところに違和感が残ったのは「ないものねだり」の裏返しかも。 -
自分が当たり前と思っていたこと、日本の常識、宗教、色んなことに考えさせられた。十代の女の子が見て感じたことは、自分の年齢だとどう感じるのか。自分の目できちんと見ないと分からないんだろうなと思った。
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インドでの生活が想像しやすく、読みやすかった
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著者プロフィール
熊谷はるかの作品
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