- 本 ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309031118
感想・レビュー・書評
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昨年惜しくも亡くなった劇作家・演出家・小説家の宮沢章夫の最後の著作。生前に残されたエッセイ、評論、インタビューをまとめたもの。宮沢章夫ならではの文体が随所に垣間見られ、笑いを誘われるエッセイはやはり秀逸。さらに自身の軌跡を語るインタビューも貴重。本当に惜しい表現者を亡くしたと思う。
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表示の印象だけで手に取りました。
Ⅰのエッセイは何度も吹き出した。
Ⅱ、Ⅲは生きた時代が違うけれども、先日読んだユーミンとリンクしていて、世界が深くなった気がする。 -
相変わらず面白かったです。男性が書くエッセイで一番好きな方です。宮沢さんの思考力、人間観察が独特で好きでした。最後のエッセイになるのでしょうか。もしもまだ未作品があるなら、是非読みたいです。
今まで楽しませてもらいました。こんな風な考えに私もなりたいといつも思っていました。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 -
一章目は日常の物事に文句をつけながら妄想を付け加える、というワンパターンな連載エッサイパート。たまに妄想が突飛で面白いが大半はなんでそんなことにいちいち文句をつけたがるのか、隠居高齢者らしい考え方だと感じてしまった
二章目の音楽論は専門的すぎ、三章目の自分語りはつまらない -
普通ならまったく意識せずスルーしてしまうようなことにいちいちひっかかって深堀りすることの面白さ。
サブカル万歳!
シティポップに関する考察は一読の価値あり。 -
面白かった…!この方の本を読むのは初めてでした。
数ページ読み始めてフッと声を出して笑ってしまいました。
わたし個人的にはエッセイで笑ったのってさくらももこさん以来だったので、とっても素敵な本に出会えたと思います。 -
お疲れ様でした。ありがとうございました。
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これが宮沢章夫の遺作エッセイになるのだろうか。どこから読んでもいつも通りくだらないこと書いていてしんみりした気持ちになれない。
著者プロフィール
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