魔法物語

  • 河出書房新社
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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309202228

感想・レビュー・書評

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  • 砂漠の隊商に現れた男は、野営地ごとにひとりずつ話をすることを提案する。そこで語られるのは、少し不思議な物語。
    アラビアンナイトをほうふつさせる、きらびやかで怪しく不思議な話が語られます。こうのとりに変身した王の話、さらわれた妹を探し求める話、王子を騙った男の話などなど、自らの体験であったり、伝聞であったり。実はそこに仕掛けもあったりするのですが。
    物語がもつ力を感じさせる作品です。順番に奇譚を語るのは、百物語にも通じるのでしょうか。人は語るのが好きで、聞くのが好きで、物語が好きなのでしょう。

  • カヴァー、それを引っ剥がした本体、いずれも美しい(銀ラメ煌めく)本です。「訳 種村季弘」という名で選んでも、ハウフ、ということで飛びついても、「魔法」に惹かれても、なんとなく手に取りたくなっても、いずれの方にも損はさせません、保証します。「魔法物語」となってはいますが、これはハウフの『隊商』(Die karawane、教養階級の令息令嬢のための一八二六年のメルヘン年鑑)の翻訳です。その辺りの仔細やハウフという人と著作についても、この書の解説(訳者自身による)に詳しいので、その旨のみ留めておきます。1969年の『隊商』と、この1993年『魔法物語』を並べて読んでみます。何れ劣らぬ、と言わねばなりません。当然です、元がハウフなのですから。

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著者プロフィール

ヴィルヘルム・ハウフ 著者のヴィルヘルム・ハウフは19世紀初め、ドイツに生まれた。満25年にも満たない短い生涯で、創作にたずさわったのも3年ほどの期間でした。しかし、その間、数々の小説や詩や評論を書きました。彼の書いた3つの童話は、どれもわくにあたる物語の中にいくつかのお話がはさまれる形になっています。その3つの童話をまとめて1冊にしたのが本書になります。

「2001年 『冷たい心臓 ハウフ童話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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