- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309202860
作品紹介・あらすじ
あなたの身近に必ずいるとんでもない人、信じられない人。彼らに敢然と対処する方法を教えます。
感想・レビュー・書評
-
2024/02/26読破
一言 困った人への対応攻略本
感想 読んでいると嫌いな人、過去に困らされた人の顔がどんどんでできてイライラします。笑。ただ、的確に当てはまっており、攻略本のように読むと、すらすら入ります。
下記は印象に残った点
p28 攻撃型
シャーマンタンク型
徹底的に攻撃してくるタイプで、相手が反論することに対して挫折するほど攻撃してくるタイプ
特徴
フィードバックを受け取り受容する能力が低い
攻撃性があり、豪胆な人を評価する。自分が正しいことを証明することに駆られている。
対処法
正面向かって、「物事」に対して、意見を述べ合うこと。相手の意見を否定することに注力してはいけない。相手の感情が落ち着いた際に、対抗姿勢を始める。
一度戦闘すると、信頼が生まれる。そこから生産性のある価値を作ると良い。
スナイパー型への対処方法
相手の攻撃を表面に浮き上がらせ、平和な議論を行い、批判に対して可決するか否決するかを求め、底に潜む問題を扱うこと
爆発型への対処方法
興奮がおさまり、自制心を取り戻すまで待つこと、そして2人だけになり建設的な話し合いをすること。
不平家…何にでも不満・不平・欠点を見つける人
この人の背景として
①問題解決=不平に転換してしまう
②無力感=他人の行動を指図し自分は完全と思う
相手をいつも自分の行動に当て嵌めようとする
③不平を言うこと=自分にその責任がないと明らかにしたいということ
不平家の対処方法
事実のみ述べること。
特定の情報について質問する
制限付きで事実を見出す課題を与える
問題を全て書き出してもらうこと。
→多くのことは、問題はそこまでない。
貝型人間
…自分の口から発しない。カウンセリング的な声掛けが必要なタイプ。
対処法
2人の会話の時間を先に同意を得る。
自分がしないといけないことを相手に伝える。
対処法
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いいこと書いてあるんだろうけど、洋書にありがちなまどろっこしい文章表現が体内で消化できるレベルにまで分解しきれてないのでとにかく読みづらい。ちょっと勿体無い。だれかこれを分かりやすくまとめるだけで、レッテル貼り大好きな日本人には結構売れると思うのにな
-
人間関係に困ったときに一読するとためになる本。自分自身の体験を振り返って、この本があったらなぁという状況はなんどもあった。また、そういう機会があったら、熟読して対処方法を試してみたい。
[private]
以下注目点
対シャーマン戦車型
・あなた自身の立場で話す。P.34
・あなたに勝算がある場合でも戦火を交えないほうが良い。お偉方たちにとってあなたは英雄ではなくて、大きな声で怒鳴る喧嘩好きとしか見えないだろう。p.36
対不平家型
・理解はするが、賛成しない p.82
・非難ー弁解ー反撃の連鎖にはまりこまないようにする。P.86
・「なぜ」という語は避ける。非難と受け取られる可能性があるため。P.89
・相手にボールを渡す。P.94
効果的な対処
1. 状況把握
2. 相手に望まない
3. 客観的に観察
4. 方向転換するプランを立てる
5. プラン実行
6. 効果観察、軌道修正
以上
[/private] -
勝間和代さんの推薦本にあったので読んでみました。
内容は様々な困った人がタイプ別に分けられていて、それがどういう人なのか、そういう人にはどのような心構えと対処をしたらいいのか、ということが書かれていました。
一読しただけで、明日からどんな困った人もどんと来い!ということにはなりませんが、身近にいる困った人に振り回されている人には助けになるかもしれません。困った人に出会った時に、その人に対するには~・・・とページをめくるのが良いと思いました。
文章が訳本だからかとても読みづらかったのが、本の魅力を少し下げていると言わざるを得ない本でした。 -
1.敵意を秘めた攻撃型3タイプ
①シャーマン重戦車型:圧倒的なすさまじい態度、未熟で不器用
喧嘩をせずに立ち向かう
・興奮が下り坂になるのを待ってやる
・必ずしも丁寧な態度で接する必要は無い
・彼らの注意を引く。名前を呼ぶ、わざと座ったまま、
または立ったままでいる
・できれば相手に腰を下ろさせる
・相手の目を見続ける
・自分の意見と理解している内容を、迫力を持って述べる
・相手のいう言葉には真正面から議論せず、相手を屈服させる努力を
・いつでも親しくなる心の準備を
②スナイパー(狙撃手)型:負けるのが嫌い
・いぶりだす
・陰からの狙い撃ちに代わる直接の論争をさせる
・誤った現状認識を黙認しない
・包み隠さずに問題解決の努力を続ける
・問題解決の会議を設けることにより狙撃を防ぐ
・第三者の立場にあれば、中には入らず、
目の前でそれを阻止するよう主張
③爆発手型:大人の癇癪持ち
・自分の力で自制心を取り戻す時間を与える
・当たり障りの無い言葉で癇癪状態に割って入る
・真剣に受け取っていることを示す
・必要であり、それが可能なら、休憩を入れて二人だけになる
2.完全な不平家型:無力感
・悪いのは当人だと思ったり、相手にもどかしさを感じても、
相手の不平に注意深く耳を傾ける
・相手が言っていることを認めてやる
(自分の言葉に言い換え、
相手が感じていることを自分が分かっているかチェック)
・非難-弁解-反撃のパターンを避ける
・コメントせずに事実だけを述べ、認める
・問題解決の方向へ移行するよう努める(特定の情報について質問、
制限付きで事実を見出す課題を与える、
真剣にそれを助けるつもりで、不平を書き出すよう頼む)
・すべてが失敗した場合、「どんな風にこの議論が終わってほしいのか」
と尋ねる
3.貝型:無言で反応しない
・相手が口を開くように仕向ける
・簡単に「はい」「いいえ」では答えられない質問をする
・相手の沈黙を自分の会話の力で埋めない
・計画的に時間を取る
・相手の時間をどれだけとってもいいか、相手の同意を得る
・反応が無ければ、今起こっている状況について短い意見を述べ、
オープン・エンド質問で終わる
・できるだけ長く待ち、短い意見を述べ、再び待つ
話の主導権を維持する
・話しはじめたら、熱心に聞く事に専念し、
自分が話したくてたまらなくても我慢する
・貝の殻が閉じたままなら、自分から会合を打ち切り、
次の約束を取り付ける
会話ができなかったので、今後こちらがしなければならないことや
したいと思っていることを、貝型人間に伝える
4.過剰同調型と愛想がよすぎる人たち:好かれたい、受け入れられたい
・彼らが事を実行するのを妨げている事実や問題を、
表面に出すように懸命の努力をする
・相手を人間として尊重していることを直接言う
(家族、趣味、服装について尋ねるなど)
・友好関係の障害となるようなものがあれば、
言ってくれる様に相手に頼む
・製品、サービス、自分について、ベストでないところがあれば
話してくれるように相手に頼む
・対立が表面化しそうな気配があれば譲歩し、
さらに交渉する心構えを持つ
・相手のユーモアに耳を傾ける
軽口や柔らかい言葉に隠れた意味があるかもしれない
5.否定型:潜在的な絶望感を動かす
・他の人が絶望感に引きずりこまれる危険性に注意
・同じような問題を過去に解決したことについて、
楽観的で現実的な意見を述べる
・議論は無駄
・可能な解決案を自分では提案しない
・悲観的な予測を、克服できる問題として理解する
・最後に、自分で行動を起こす心構えを持ち、
行動の計画を明言する
・大変几帳面にものを考える人が準備不十分なうちに行動するよう
頼んで、否定的な反応を誘発することのないよう注意する
6.自信過剰の専門家型
①ブルドーザー型:ある程度の実力に裏付けされた徹底的な自信
・下調べをする
・話を注意深く聞き、表現を変えて相手に伝え、
相手の過剰説明を避ける
・独断的な意見を述べることは避ける
・反対意見はためらいがちに表現した方がよいが、
曖昧な言葉は使わない
問題提起は質問の形式で行う
・自分自身のブルドーザー的傾向を抑える
(知ったかぶりしない、彼らの知識を評価していることを伝える、
お互いが相手の提案を再検討する時間を作るために、決定を遅らせる
事を提案する)
・最後の手段として、摩擦を避け、将来対等の関係を築き上げることが
できるように、下手に出ることを決心する
②風船型:いんちきで知ったかぶりの専門家たち
(良い人間で、エライ人間だと見られたくて仕方ない人たち)
・正確な事実か代替案を、できるだけ記述的に、自分自身の現実の見方
として述べる
・彼らの面子を立てる機会を与える
・彼らが黙ったあと、こちらは進んで会話を続ける努力をする
・できれば彼らと2人だけのときに対処する
7.優柔不断な決定回避型:正直さと誰も傷つけないことの板ばさみ
・決定を妨げている葛藤や心配事について、話しやすいようにする
・回りくどい表現、言いよどみ、言い忘れがあるかどうかに注意して
話を聞く
・問題を浮き彫りにできたら、彼らがそれを解消し、決定できるよう
協力する
・彼らの問題行動が自分自身に関する原因にあるなら
過去の問題をすべて認識する
関連のあるデータを客観的に述べる
計画を提案する
協力を求める
・提案の質の高さと、有効性の見通しを強調する
・決定が行われたらサポート
・決定の実行段階で、できれば主導権を取る
・話の途中で相手が突然怒り出したり、そわそわしていないかを注意深く
観察する(兆候があれば目の前の状況から一旦彼らを引き離す)
<効果的な対処法の基本的な手順>
①面倒に思っている相手の行動をできるだけ詳しく書き留める
②行動を要約して簡単に書き留める
③相手に対して行ってきた自分の行動を考え、できるだけ詳しく書き留める
(上手く対応できたときと、そうでなかったときを分析)
④困った人に対して、最も役に立ちそうな対処の行動を考える
⑤③で書き留めたことを復習してみて、
もっともうまく行きそうな対処行動を
成功させるには自分でどんなことを確認し、
注意しておかなければならないか分析する
⑥どの対処行動に練習が必要か?
⑦行動プラン-何をいつまでに実行するか? -
どこにでもいる「困った人たち」をあらゆるタイプに分類して、それぞれ行動・対策について説いています。