ヴォイス (西のはての年代記 2)

制作 : 谷垣 暁美 
  • 河出書房新社
4.29
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本棚登録 : 188
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309204789

感想・レビュー・書評

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  • 大変風刺的、オリジナルで読むほうがよかったか、、。とはいえ、図書館では置いていないので残念ながら類推するのみ。文字を否定する一神教の国に侵略されて征服された、武力を持たないアカデミック民主主義国。拷問を受けて障害者となった元指導者とその孫メムーの話でスタートする。メムーは、侵略時に兵士に強姦されてできた”あいのこ”というディープな設定。植民地となり人々は奴隷として扱われて17年後、オレックとグライとハーフライオンのシタールがやってきて、色々と動き出す。おばさん?になったグライがまたまたいいキャラに成長。オルド人のシメはオリジナルではやっぱりハウフィンチなんか?とそんな妙なところばっかり気にかかってしまう。やっぱりオリジナル見つけたら買おうとおもう

  • 「ギフト」の意味も(才能、贈り物、たまもの)といったように1巻とは大分変わってきます。

    そして本、文字、読むこと、書くことへの敬意がシリーズを通じた対象かな。

  • 自由を求める革命。聡明で勇敢な少女が、世界を知り、信頼する者に出会い、自らの意志と
    力で未来を切り開いていく様に感動した。若くてみずみずしく、希望の光に溢れている。また、前作『ギフト』の主人公だった二人が、成熟した魅力ある人間になって登場したことが嬉しかった。

  • 深い物語だ。テーマは自由と暴力なのだろう。
    他民族の占領下にある国における独立運動の機運が高まっている中で、
    占領者に対する憎しみと自由への欲求とともに、平和主義がいかにあるべきかを考えさせられる。占領者たちもその全てが憎むべき存在というわけでもなく、中には開明的な穏健派も含まれ、味方の中にも過激な好戦論者がいる。
    ルグインはこうしたマクロな問題を、主人公のまわりの人間関係に上手に置き換え、リアルな物語世界を構築している。全盛期の彼女の作品群に勝るとも劣らぬできばえだ。

  • 主人公の女の子が素直で前向きですがすがしい。

  • (2008.08.17読了)

  • 前作「ギフト」から、根底に流れるテーマは変わらず、より深みを増している気がします。
    文字を読める、書ける、ということの素晴らしさ。
    本を読める、というのは私達に与えられた素晴らしい“ギフト”なのだなぁと思いました。

  • さすが、ル・グウィンの作品!…と言いたいほどに、奥の深いいいお話でした。とてもシビアで温かな作者の視線を感じると言うか、とにかく人物が魅力的でした。

  • 2007/11 図書館で借りる/

  • 11月07日読了。

著者プロフィール

アーシュラ・クローバー・ル=グウィン(Ursula K. Le Guin)
1929年10月21日-2018年1月22日
ル・グィン、ル=グインとも表記される。1929年、アメリカのカリフォルニア州バークレー生まれ。1958年頃から著作活動を始め、1962年短編「四月は巴里」で作家としてデビュー。1969年の長編『闇の左手』でヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。1974年『所有せざる人々』でもヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。通算で、ヒューゴー賞は5度、ネビュラ賞は6度受賞している。またローカス賞も19回受賞。ほか、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ニューベリー・オナー・ブック賞、全米図書賞児童文学部門、Lewis Carroll Shelf Awardフェニックス賞・オナー賞、世界幻想文学大賞なども受賞。
代表作『ゲド戦記』シリーズは、スタジオジブリによって日本で映画化された。
(2018年5月10日最終更新)

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