きみの行く道

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309204888

感想・レビュー・書評

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  • きみの行く道
    2008.02発行。字の大きさは…中。

    人生の出発を解りやすく描いたドクター・スースの絵本です。

    「おめでとう。
    今日という日は、君のためにある。
    外の世界にむかって、君は、いま、出て行こうとしている。」
    の文章で始まる、この絵本は、君の行く道には、いろんなことが有ることを、わかりやすく、楽しく、ユーモラスに描いています。
    新しい門出におくる絵本です。

    【読後】
    いまは、人生は、いろんなことが有るんだということが、わかりますが、最初は、解らないものです。
    この絵本は、日本とは違う文化の国の絵本ですが、いいものです。
    2020.10.24読了

  • 現代のマザー・グースと言われるドクター・スースの本を、伊藤比呂美さんが翻訳して出されている。
    ちなみに原題は『Oh the Places You’ll Go』で英語圏の人々は知らない人はいないらしい。

    う~ん、どうかなぁ。
    文章は軽快で面白いが、内容はすこぶる哲学的で、この絵がかなりシュールなのだ。
    絵本とは言え、小さな子向けではない。
    せいぜい小6の卒業前の時期とか、中学生でもやはりその時期に読むかというところ。
    年齢と読む時期を選ぶ本と言えるかもしれない。
    高校生や大学生くらいなら、プレゼントにもいいかな。

    新しい世界へ出ていく人、あるいはその時期、そして新しい世界への恐怖を抱いてしり込みしている人にはおすすめ。
    『人生はひとすじなわではいかない。だらだらと生きることなく、逃げたり待っているだけの人生ではつまらないよ』と、伊藤比呂美さんのユーモラスな訳で軽いジャブが次々と繰り出される。
    いや、大人の場合はかなりなストレートに受け取るかも。
    そして読んだ後もじわじわときいてくる。

    『自分の頭で考え、自分の足で進むと、絶対君は成功する』という強いメッセージをはなっているが、そもそも「成功」という単語を日本人はあまり使わないので、この部分がひっかかる。
    何をもって「成功」というのか、まるで分からない。そんなものを意識したことさえない。
    英語圏の人は「成功」に強いこだわりがあるのだろうか。
    とまあ、その部分はさておいても、勇気が出てくるのは確か。
    約8分。

  • ただ未来には希望がある!ってだけの本じゃないところがとても好きで。
    つまづくかもしれない、回り道したって良いじゃないってメッセージが色々沢山伝わってくる。
    迷った時には心がワクワクする方へっていうのが一番好き。

    2023.3.2 6-2
    9分30秒

  • アメリカのほとんどの家庭に1,2冊ある絵本。
    絵本といって、あなどるなかれ。

    たった600語にも満たない言葉で、人生の全ての領域をカバーしている

    肯定だけでなく、現実の否定的な側面も取り上げられている。

    何と言っても本書は、
    私たちが誰もがもっと素晴らしい人間になる可能性があるし、自分たちや次の世代のために世界をより良くできる、という理想を最大限に生かして書かれている

    ●選択は自らの力の中にあり、するべきことは決断だけだ

    この言葉が刺さった


    600語程度なので、原本を買って勉強するのにもいい

  • 子供に何度も読み聞かせた本。
    原書(英語)で読んだ本ですが、言葉遊びがとにかく楽しくて、特に、言葉を覚えはじめた子供には、おすすめの本です。

  • 新たな一歩を踏み出す時期にぴったり。ドクター・スースの独特の絵と言いまわしがよくあっている。小6の読み聞かせ本なのだけど、年齢が上になればなるほどじんとくるものがある。新訳のほうが言葉としてこなれている。

  • 2019.10.26


    人生の道行きを、物語に例える
    山あり谷あり そして海をゆき空をゆく
    そうして進んでいく人生
    迷った時にこそ読みたい本だ

  • きみのいくみちは?ドクター・スースの絵本は基本的に文字が多いので、ある程度読む力、聞く力が必要。

  • ■マインド
    ①迷うだろうけど、迷ってとうぜん。きみもわかってるでしょう。進むにつれて、君は、へんてこな連中のあいだに迷い込む。だから、足を踏み出す時は、一足一足、まちがいなく、頭を働かせて。覚えといてほいのは人生ってのは、いつもつなわたりだってこと。忘れちゃいけないのは、かしこく、すばやく、ぬけめなくってこと。もっとたいせつなのは、ぜったいに、右足のつもりで、左足をだしたりしちゃいけないってことですよ。

  • まず、目を引くユニークなイラストの表紙。
    著者の名前もユニーク。アメリカのマザーグースと言われている人だとか。
    人生を俯瞰してエールを送る内容は中高から大人向け、長め。

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著者プロフィール

本名シオドー・スース・ガイゼル。1904年、アメリカのマサチューセッツ州に生まれる。絵本作品は簡潔でリズミカルなことばが特徴で、ユーモアに満ちた奇想天外の物語が多い。邦訳に『ぞうのホートンたまごをかえす』『ぞうのホートンひとだすけ』『ふしぎな500のぼうし』(共に偕成社刊)など多数。1980年に、ローラ・インガルス・ワイルダー賞を、1984年にはピュリツァー賞特別賞を受賞。1991年没。

「2010年 『きみの行く道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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