- Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309205137
作品紹介・あらすじ
家族の絆を描かせたらイギリスで一番!男性作家が描いた驚きの妊娠小説「三妊姉妹」!?読み出したら止まらない。泣いて笑って、ぐっとくる。最高のエンターテイメント小説。
感想・レビュー・書評
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みんな
ちょっとずづ
寂しいのかな
最後までお母さんは・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自由奔放な母親が男と出て行ったきり、三人で助け合いながら暮らしてきた三姉妹。長女のキャットは結婚なんてうんざり子供なんて欲しくない、次女のジェシカは結婚して六年たつが未だに子宝に恵まれない。末っ子のメイジーは、研修医の最終年の年に、一夜限りの相手の子を妊娠してしまう。たかが「子ども」されど「子ども」。欲しい?欲しくない?頭で考えてもわからないこの問題。
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とても長かったです。
主役の3人が女性ということで、男の自分には、共感するのに難しいところがあったように感じました。
著者は男性なんですけど、女性をしっかり書けているなぁと思いました。
確かに、実際の3人姉妹ってこの本に出てくるような感じですよね。(なんとなくこれまでに持っているイメージですが…)
男とは違うんですよね。
とてもリアルで、少し疲れるところも自分にはありましたが、中々おもしろかったです。 -
イタリア、ベネチアなどを舞台とした作品です。
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ページを開いたらあっという間に読んじゃった。
子供のころ母親に捨てられた美人三姉妹の物語。
長女は自由が好きな独身主義。次女は暖かい家庭を築きたい
おっとりとした美女。三女は医者の才女。
それぞれ個性があって、読んでいてとても面白かった。
男性が書いているのに、女性の心理や身体のことを的確に
詳細に書いていてとても驚いた。不妊症の大変さや
シングルマザーの現実などイギリスの話なのに全然違和感なく
読んだ。最後もまぁハッピーエンドで読後感も良かった。
次女以外は子供なんて欲しくないって思っていたのに
三女が妊娠したとたん、長女も子供欲しくなってパイプカット
手術をしたパートナーにまたそれを治す手術をさせたり
あげくあまり子供に乗り気じゃないんでしょうとそのパートナー
と別れたりと女の身勝手さを感じる話だったけど。
次女に一番共感したかな。 -
キャット、ジェシカ、メーガンのジュエル姉妹。
長女が11歳の時に、美人女優だった母は唐突に家を出る。
父は優しいが留守がちで、母親代わりは無理。
雇い人が出入りして世話をするが、大活躍したのは長女。
キャットは「ママサン」というアジア系の料理を出すレストランの店長という職に就き、家事はもうたくさんと自由を謳歌していた。36歳。
恋人ロリーには離婚した妻との間に息子ジェイクがいて、10代で問題を抱えたジェイクのことは誰よりも大事にしている様子。
キャットの心にしだいに変化が訪れる。
次女のジェシカは小柄で一番美人。32歳の専業主婦。
夫パウロとは愛し合っていたが、なかなか子供が出来ずに苦悩する。
夫の弟マイケルの子にパウロも弟夫婦も夢中なのに傷つく。実際には男達は喜んでいるだけではなかったのだが。
子供が出来てから妻が変わってしまい、ないがしろにされていると感じたマイケルは浮気してしまうのだ。
子供を諦めたジェシカ夫婦は郊外の綺麗な家に引っ越すのだが。
三女のメーガンは研修医。
ロンドンのあまり治安の良くない地域の病院で、良心的な医療を行おうと苦闘していた。
恋人と別れた後に出会ったオーストラリア人のダイヴィング教師カークとの一夜で、赤ちゃんが出来る。
最初は当然のように中絶を考えるが、思い直してシングルマザーになろうとしていたら、再会。
未熟児で生まれたポピーを姉たちも可愛がるが、挫折感を抱えたメーガンはなかなか心が晴れない。
子育ての大変さもかなり強烈に描かれます。
個性的な三姉妹の怒濤の人生。
いつまでも仲がいいのがいいですね。 -
人生の半分は親にめちゃめちゃにされる。
残りの半分は自分の子供のせいでめちゃめちゃにされるものなの…。
これを読んで、「悔しいな」と思いました。これほど共感できる体験を、同じくしているのに、文章にできなかったか。
僕が作家だとしたら、悔しい。
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世界は子供たち中心に回ってる! 母に捨てられた三姉妹。
コドモに振り回されずに生きようとする長女、不妊で悩む次女、三女の突然の妊娠。
家族の絆を描かせたらイギリスで一番。
泣いて笑ってぐっとくる、それぞれの「家族の流儀」をめぐる決定版・21世紀の「妊娠小説」。
イギリスの男性作家が描いた驚きの作品