三人姉妹

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 43
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309205137

作品紹介・あらすじ

家族の絆を描かせたらイギリスで一番!男性作家が描いた驚きの妊娠小説「三妊姉妹」!?読み出したら止まらない。泣いて笑って、ぐっとくる。最高のエンターテイメント小説。

感想・レビュー・書評

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  • みんな
    ちょっとずづ
    寂しいのかな
    最後までお母さんは・・・

  • 自由奔放な母親が男と出て行ったきり、三人で助け合いながら暮らしてきた三姉妹。長女のキャットは結婚なんてうんざり子供なんて欲しくない、次女のジェシカは結婚して六年たつが未だに子宝に恵まれない。末っ子のメイジーは、研修医の最終年の年に、一夜限りの相手の子を妊娠してしまう。たかが「子ども」されど「子ども」。欲しい?欲しくない?頭で考えてもわからないこの問題。

  • とても長かったです。

    主役の3人が女性ということで、男の自分には、共感するのに難しいところがあったように感じました。

    著者は男性なんですけど、女性をしっかり書けているなぁと思いました。

    確かに、実際の3人姉妹ってこの本に出てくるような感じですよね。(なんとなくこれまでに持っているイメージですが…)

    男とは違うんですよね。

    とてもリアルで、少し疲れるところも自分にはありましたが、中々おもしろかったです。

  • イタリア、ベネチアなどを舞台とした作品です。

  • ページを開いたらあっという間に読んじゃった。
    子供のころ母親に捨てられた美人三姉妹の物語。
    長女は自由が好きな独身主義。次女は暖かい家庭を築きたい
    おっとりとした美女。三女は医者の才女。
    それぞれ個性があって、読んでいてとても面白かった。
    男性が書いているのに、女性の心理や身体のことを的確に
    詳細に書いていてとても驚いた。不妊症の大変さや
    シングルマザーの現実などイギリスの話なのに全然違和感なく
    読んだ。最後もまぁハッピーエンドで読後感も良かった。
    次女以外は子供なんて欲しくないって思っていたのに
    三女が妊娠したとたん、長女も子供欲しくなってパイプカット
    手術をしたパートナーにまたそれを治す手術をさせたり
    あげくあまり子供に乗り気じゃないんでしょうとそのパートナー
    と別れたりと女の身勝手さを感じる話だったけど。
    次女に一番共感したかな。

  • キャット、ジェシカ、メーガンのジュエル姉妹。
    長女が11歳の時に、美人女優だった母は唐突に家を出る。
    父は優しいが留守がちで、母親代わりは無理。
    雇い人が出入りして世話をするが、大活躍したのは長女。

    キャットは「ママサン」というアジア系の料理を出すレストランの店長という職に就き、家事はもうたくさんと自由を謳歌していた。36歳。
    恋人ロリーには離婚した妻との間に息子ジェイクがいて、10代で問題を抱えたジェイクのことは誰よりも大事にしている様子。
    キャットの心にしだいに変化が訪れる。

    次女のジェシカは小柄で一番美人。32歳の専業主婦。
    夫パウロとは愛し合っていたが、なかなか子供が出来ずに苦悩する。
    夫の弟マイケルの子にパウロも弟夫婦も夢中なのに傷つく。実際には男達は喜んでいるだけではなかったのだが。
    子供が出来てから妻が変わってしまい、ないがしろにされていると感じたマイケルは浮気してしまうのだ。
    子供を諦めたジェシカ夫婦は郊外の綺麗な家に引っ越すのだが。

    三女のメーガンは研修医。
    ロンドンのあまり治安の良くない地域の病院で、良心的な医療を行おうと苦闘していた。
    恋人と別れた後に出会ったオーストラリア人のダイヴィング教師カークとの一夜で、赤ちゃんが出来る。
    最初は当然のように中絶を考えるが、思い直してシングルマザーになろうとしていたら、再会。
    未熟児で生まれたポピーを姉たちも可愛がるが、挫折感を抱えたメーガンはなかなか心が晴れない。

    子育ての大変さもかなり強烈に描かれます。
    個性的な三姉妹の怒濤の人生。
    いつまでも仲がいいのがいいですね。

  • 人生の半分は親にめちゃめちゃにされる。
    残りの半分は自分の子供のせいでめちゃめちゃにされるものなの…。

    これを読んで、「悔しいな」と思いました。これほど共感できる体験を、同じくしているのに、文章にできなかったか。
    僕が作家だとしたら、悔しい。

    ---
    世界は子供たち中心に回ってる! 母に捨てられた三姉妹。
    コドモに振り回されずに生きようとする長女、不妊で悩む次女、三女の突然の妊娠。

    家族の絆を描かせたらイギリスで一番。
    泣いて笑ってぐっとくる、それぞれの「家族の流儀」をめぐる決定版・21世紀の「妊娠小説」。
    イギリスの男性作家が描いた驚きの作品

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