モンド氏の失踪 【シムノン本格小説選】

  • 河出書房新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309205724

作品紹介・あらすじ

パリの会社社長ノルベール・モンド氏は、市の中心部に社を構え、バリュ通りに豪華な邸宅をもち、妻と二人の子供にも恵まれて一見全てが順調に見える。しかし、その実、現在の妻は彼のことを理解せず、二人の子供はあらゆることで彼にもたれかかっている。48歳の誕生日の晩、モンド氏は会社も家族も富も捨て、名前と外観を変えて、夜汽車で南仏に逃亡する。自殺を図った女との同棲、賭博と麻薬と売春がうごめく秘密クラブ、悲惨な状況にある最初の妻との邂逅…モンド氏は望むものを手に入れられるのか。

感想・レビュー・書評

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  • 紹介:ハヤカワミステリマガジン 2011/11 三橋暁氏の海外レビュー

  • シムノンが「本格小説」と呼んだ傑作シリーズの第8弾。48歳の誕生日に路上の人に変貌して失踪した裕福なパリの会社社長モンド氏。南仏に逃亡し、数奇な運命に翻弄される。彼はなぜ失踪したのか?

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著者プロフィール

1903年、ベルギー、リエージュ生まれ。中学中退後、転職を繰り返し、『リエージュ新聞』の記者となる。1921年に処女作“Au Pont des Arches” を発表。パリへ移住後、幾つものペンネームを使い分けながら数多くの小説を執筆。メグレ警視シリーズは絶大な人気を
誇り、長編だけでも70作以上書かれている。66年、アメリカ探偵作家クラブ巨匠賞を受賞。1989年死去。

「2024年 『ロニョン刑事とネズミ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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