犬の心臓 (KAWADEルネサンス)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309205878

感想・レビュー・書評

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  • ロシア革命、ボリシェビキ政権を痛烈に批判したとのこと。旧体制下のブルジョアを排除し、新しい人間として生きることを推奨。物語は犬に死んだ人間の脳下垂体を移植する。そもそも生き延びるかわからない手術であった。次第に犬は喋り出すが、元来の人間の粗野な部分が反映される。犬の肉体を持つから粗野ではなく、人間の持つ思考が粗野だったという。著者はわざわざ皆の前で朗読したらしく、原稿は没収。犬は犬に戻されたが、それが作者の願いなのだろう。

  • 新しい人間が生まれ、上昇し、怯えさせ、転落する話。

  • 脳を移植された犬が人間として生活するという内容。

    なんとも不思議な感じ。
    最後はあっさりと収拾したかと。

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