帰ってきたヒトラー 上

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 1120
感想 : 110
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309206400

感想・レビュー・書評

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  • 著者はドイツ人ジャーナリストでゴーストライター。この作品は著者が始めて実名で出した作品。2011年8月のドイツに死んだはずのヒトラー総統が56歳のままよみがえった。しかし当然のことながらコメディアンかなにかと勘違いされ、テレビに出ることとなった。総統としてあの調子でしゃべり出し、ユーチューブにアップされかなりの評判を得ることになった。当時ドイツ全土を越えてあれだけの熱狂を巻き起こした訳だし、やはり現代でも人を引き付ける事となった。総統もやはり伍長から国家指導者になった訳で、発想も柔軟、ネットも使いこなし、その有用性に直ちに注目しているようだ。下巻の総統の活躍に期待したい。

  • ヒトラーの辛辣な皮肉や悪態が本当に面白い!普段は当たり前すぎて気がつかない現代人のおかしなところや態度に心の中で罵声を浴びせつつも、表には出さず冷静に分析するので意外にトラブルにならない。現代の政治家たちを一刀両断する13章の「愚劣な政治家たち」は必読。

  • 【選書者コメント】「現代に甦ったヒトラーが毒舌芸人として大ブレイク!」とキャッチコピーからして面白そうだとおもったため。
    [請求記号]9400:512:上

    ★一橋大学第2回ビブリオバトル チャンプ本★

  • 感想は下巻にまとめて。

  • ヒトラーが現代に蘇ってコメディアンになる。それだけの小説だと思ってた。まったくそんなことはない。はじめこそヒトラーの言動と現代とのギャップが愉快だが、徐々に彼の批判が的を射てくる。後半も早く読みたい。

  • 突然現代のベルリンでヒトラーが蘇る。ただ自殺したことは覚えていない。近くのキオスクに身を寄せる内にヒトラーそっくりの芸人と間違われテレビに出ることになる。
    一種の風刺小説。日本だと東條英機あたりか。政治の世界では無くTVで毒舌芸人と扱われるのが面白い。会話としても成り立っていない所などが面白いのだが、ドイツ国内事情が解らないため十分には楽しめなかった。

  • ヒトラー、ザヴァツキ、ゼンゼンブリング、ベリーニ

  • よりによってこの人をネタにしてしまっていいのだろうか、という罪悪感もありつつ読みましたが、十分楽しめました。
    下巻も楽しみ。

  • エンタメ色が強めかな。文字が少ないし分厚くもないし。なんで上下巻なんだろう。

  • 2014年読了

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著者プロフィール

1967年、ドイツのニュルンベルク生まれ。エルランゲン大学で歴史と政治を学ぶ。ジャーナリストとしてタブロイド紙や雑誌などで活躍。その後、『帰ってきたヒトラー』で一躍有名になり、映画でも大成功を収める。

「2020年 『空腹ねずみと満腹ねずみ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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