帰ってきたヒトラー 上

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309206400

感想・レビュー・書評

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  • ティムール・ヴェルメシュ 『 #帰ってきたヒトラー 上巻』

    自殺した筈のヒトラーが現代にタイムスリップしてやって来た話。

    ヒトラーはまだ第二次世界大戦の記憶のまま、現代人は芸人かネオナチなのかとヒトラー本人とは思わずw

    初めはヒトラーと現代人との会話や思考が噛み合わず…。
    ⁡⁡
    ⁡しかし、TV等で取り上げられたヒトラーは人気者になって、世界征服するのか…。 ⁡
    ⁡⁡
    2014年読破

  • 生き生きとしたヒトラーが現代に蘇る

  • 結構おもしろくて読み進んでいましたが、忙しくなり、半分ぐらい読んだところで4週間の期限がきて、図書館へ返却しました。

  • 現代に蘇ったヒトラーを描く風刺小説。
    従来ヒトラーを扱うときは彼を一種の怪物として登場させる。しかし、著者のヴェルメシュ氏はアドルフ・ヒトラーを人を引き付ける人物として描いた。これは、人々が狂気に囚われた人間を選ばず、魅力的に映った人物を選ぶはずだという考えに基づいているからである。読者は物語が進む中でヒトラーの快進撃を目撃し、ある種の高揚感や期待を感じさせる。しかし、ふと我に返るとまさに「それ」こそがヒトラーが行っていた手口なのだと気づく。現代でも通じてしまう危うさがあるのかもしれない。

  • ヒトラーの一人称で勧められていくので、「くどい!」と思う瞬間もあるけど、電車で読んだら笑いを堪えるのが困難な位面白いシーンが多かったです。非常にナイーブな話題も絡んでくるのに、ドイツで人気がでたということに今更ながら感慨深くなりました。いい意味で乗り越えて進んでるのかな。
    下巻も引き続き読みたいと思います。

  • ヒトラーがどういう人でどういう人生を送ってきたのかを詳しく知らないので、知りたくなった。

    ヒトラーの現代に慣れてないところでふふっと笑ってしまった。

    読み進めていくとヒトラーの社会に対する問題の気づきはするどいものばかりだった。なぜヒトラーを社会で受け入れてはいけないかって、問題の理由が間違っていて、問題解決の方法も間違った人だったのかなと思った。

    これからどうなるのか、下巻も楽しみ。

  • 現代にきたヒトラー。
    回りの目を気にせずに、堂々としているヒトラーが、好きになりました。
    回りの人から意見を聞き、ドイツを良くしようと一生懸命考えてる姿が見え、多少ズレている所が笑えました。

  • 読了前に緑内障手術となったので最後の数ページは片目で読んだ。
    下巻にとりかかるか映画を先に見るか、悩む。
    あのひどい奴がユーモラスで魅力的な男に感じられていいのだろうか?

  • 「帰ってきたヒトラー 上」
    ドイツで話題になった本書を遂に!読みたかったが放置が多すぎな件に遂に着手中であります!


    帰ってきたヒトラー。ウルトラマンじゃないんだからと言うのが当初のぱっと浮かんだイメージ。ドイツでよくヒットしたな、と言うのが、次に考えた感想だった。


    理由は明白で、ヒトラーを題材にしているからである。ヒトラーはドイツにとって見ればかなり扱いが難しいはずだ。それは世界でも同義で、日本でも変わらない。そんな中で帰ってきたヒトラー。しかもノンフィクションではなくフィクション。更にコメディタッチ。海外の場合、歴史上の人物を扱う際は、大抵風刺を込めていると言うのは勝手な理解だが、本書もそれに該当するに違いない、と頭の隅に置きながら読んだ。


    目覚めたヒトラーは何も覚えていないが、なんとなく目覚める前の状況から違うのは即座に理解する。とは言えお偉いさんである。私に対して何事か!精神で突っ走る。しかし、ツッコミ満載な変わり者として、周りの人々に扱われる。着ている服をいじられ、顔がヒトラーに似てると言われ、本名言ってよ、ヒトラーじゃなくてさ、等言われる。しかし、ヒトラーは怒らない。時代を越えた故に性格まで変わったのか。


    徐々にこのヒトラーは使えるぞ、と言う輩に担ぎ上げられていくヒトラー。ガムくちゃくちゃ女に、は?とまで言われながらも、ウィキペディアに感涙し、アドレス設定で揉めるヒトラー。いかん、若干かわいいキャラに見えてきた。後半にこのキャラが加速するのだろうか。

  • そう、2017年はよみがえるに好い時機かもしれない。

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著者プロフィール

1967年、ドイツのニュルンベルク生まれ。エルランゲン大学で歴史と政治を学ぶ。ジャーナリストとしてタブロイド紙や雑誌などで活躍。その後、『帰ってきたヒトラー』で一躍有名になり、映画でも大成功を収める。

「2020年 『空腹ねずみと満腹ねずみ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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