- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309206424
感想・レビュー・書評
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凄い
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ちょっと昔の中国の話。激動の中国近代史の中で、たくましく生きていく男の姿が感動的でした。
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1960年代からの中国の田舎町に住む主人公(許三観)を通じ、当時の中国の日常の様子が描かれている。貧しく決して順風満帆ではない主人公の日常を読みながら、読者は知らず知らずに主人公に共感し、人生をともに歩いている。
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文学
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[力削って,搾り取って]貧しい一家を支える許三観。彼は若き日に自らの血を売り,通常では考えられない大金を得ることを覚える。やがて彼は結婚し,息子を3人授かるのであるが,長男は許三観とはまったく似つかない顔つきを示すようになり......。著者は,『兄弟』,『ほんとうの中国の話をしよう』等で知られる余華。訳者は,中央大学文学部教授を務める飯塚容。
タイトルと表紙から,どろどろとした展開を予想していたのですが,その心温まると同時に静かに胸を打つ内容に良い意味で驚き。売血というよく見られた行為を通して,庶民の生活の悲哀やひたむきさを感じ取ることができました。素朴でありながら力強い訳文も魅力的。
〜おれの人生で,今日の料理が最高だな〜
中国現代小説って面白いかも☆5つ -
予想外にハートフルな話でした。
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中国の激動の時代、家族のために血を売っては養ってきた男の話。