汝はTなり: トルストイ異聞

著者 : ヴィクトル・ペレーヴィン 東海晃久

• 河出書房新社 (2014年10月28日発売)

感想・レビュー・書評

[リノさんの感想 · 2015年5月17日]

これも筋を追うのではなく、作品世界に浸りたいならオススメ。

[tocaさんの感想 · 2015年1月31日]

ロシアのポストモダン作家というとソローキンの名前がよく挙がるが、ペレーヴィンも同じく重要な作家だろう。
露悪的な悪趣味さを隠さないソローキンと違い、ペレーヴィンは一見、『普通』っぽく見えながらも凝ったテクストを積み上げて行き、本作でもかなり凝っている。そういう意味ではとっつきにくいタイプではあるのだろうが（とっつきやすさという意味では前作の方がいい）、一種の中毒性を持っているように思う。

[河出書房新社さんの感想 · 2014年10月28日]

記憶を失って彷徨うT伯爵の前に襲いかかる謎の敵たち。伯爵はトルストイになり、ドストエフスキーと対話しソロヴィヨフに幻惑される……世界最強の文学者の戦慄の巨編。

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2014年9月26日]

未読のペレーヴィン。早く何かを読まなきゃ、、、何にしよう？

河出書房新社のPR
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309206639/

著者プロフィール

1962年生まれ。現代ロシアを代表する作家。『ジェネレーション〈P〉』『汝はTなり』『チャパーエフと空虚』『虫の生活』などが訳されている。

「2018年 『ｉＰｈｕｃｋ１０』 で使われていた紹介文から引用しています。」