無意味の祝祭

制作 : Milan Kundera  西永 良成 
  • 河出書房新社
3.52
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本棚登録 : 133
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309206721

感想・レビュー・書評

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  • タイトルからすっかりエッセイだと勘違いして購入しましたが…、クンデラまだ小説書いてたのね。

    ガンになったと友人たちを担ぎ、パキスタン人のふりをする、辛辣で、底抜けに陽気な登場人物たちが魅力的。前立腺肥大でスターリンの長広舌につきあわされ、おしっこを漏らしていたであろう冴えない旧ソ連の将校カレーニンと彼の地名がついたカレーニングラード。死んだあとも10年に1度は目を覚ましてその地名が変わっていないことを確かめたいという台詞に笑いました。たしかに(笑)

    "冗談"や"存在の耐えられない軽さ"に比べると、クンデラの小品的な位置づけになりそうな本作ですが、ヘソへの性愛のもと、反復と唯一の目的に生きる私たちにとって、全人類を嘲笑うような著者の皮肉は貴重ですね。

    ところで、クンデラは処女作から本作まで一貫して官僚化・大衆化し、硬直した社会に冗談で挑んできたのだと思うと感無量です。そろそろ、マジでノーベル文学賞あげてやってください(笑)

  • 無意味な嘘、スターリンのどす黒いユーモア。この世は無意味でできている。生きることとは自分の物語を見出すこと、という陳腐な物語を皮肉る喜劇。必ずしもニヒリズムではなく、世界は無意味であるからこそ美しい、という立場がいい。

  • 文学

  • この作家と同じ時を生きていることに、ただただ感謝したい。

  • ミラン・クンデラの他の本も読みたい。

  • 無意味の先に意味があるんだけどな。
    20代初期までは、無意味とゆうのにロックされていて、かっこいいと思ったものだけど、
    意味なんてないさ、非常にかっこいいんだけどね。
    でも、泥臭くてカッコ悪い、意味があるとゆうのが良いな
    こういったのは表面上からぬるぬると現れて生まれたものを感じて、やはり、初期の頃の作品の方が良いな

  • 結構笑えた。

  • 一度目は理解できずにすぐ再読しました
    大きなドラマはないのにとても楽しい小説でした

    女性のヘソとスターリンと尿意とささやかな嘘で
    できている小説

    「実は俺、もうすぐ死ぬんだ…フッ(今のオレすごくカッコいい!嘘だけどね!)」という
    シーンが真面目に描かれているのが面白かった

    「フランスで数十万部突破」という帯に笑いました
    数十万って適当だなぁ…2、30でいいんでしょうか(^ ^;;)

  • どんなものか確認

  • クンデラ「無意味の祝祭」http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309206721/ … 読んだ。おもしろかった!こんなに読み易いクンデラは初めて、でもやっぱり登場人物以外の誰だか判らない「わたし」が出てくる。いつも思うけど作者なの何なの?筋も事件もない、普通のおじさんたちの井戸端会議。ビバ無意味

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著者プロフィール

1929年、チェコ生まれ。「プラハの春」以降、国内で発禁となり、75年フランスに亡命。主な著書に『冗談』『笑いと忘却の書』『不滅』他。

「2015年 『無意味の祝祭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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