コドモノセカイ

制作 : 岸本 佐知子 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 282
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309206875

感想・レビュー・書評

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  • 子どもの頃って世界はもっと狭くて、ワクワクもしくしくも近かった。そんな郷愁の念を持って読んだ……ら、大きなマチガイ!!

    そうだった、だって訳者は岸本さんじゃないか。

    コドモの世界は広いんだった。
    薄暗くて残酷な場所だって、理不尽だって、ある。あるある。そうだった。
    コドモもオトナも、セカイはいろいろなところに繋がっている。

  • こども。短編。アンソロジー。図書館。いろんな子どもの世界。エトガル・ケレットの「靴」と「ブタを割る」が読みたかったんだけど、ほかの話も興味深かった。子どもの頃のどうにもできない息苦しさが潜んでいたり、天真爛漫だけじゃない子どもの子どもたるところがいっぱい描かれていた。

  • どれも短編で作者が肩の力を抜いて気軽に子供時代を回想して書いた風で、油断してる分、地がいい意味で顔を見せてる感じ。自分は「ブタを割る」エドガルケレットがお気に入り。バートシンプソン人形をねだるも拒否されブタの貯金箱を渡され、いっぱいになって音がしなくなったら、金槌で割られそうになり、こっそり原っぱに隠す。そして別れを告げる。これぞ、コドモノセカイ。イスラエルの作家らしく、映画も撮っているそう。

  • 文学

  • 面白かった。「七人の司書の館」がお気に入り。

  • 短編集11編と中編1編
    少し不気味な面白さの「子供」と閉ざされた図書館という世界の中で成長していく主人公のを描いた「七人の司書の娘」が特に良かったです.

  • ネットで見かけた「はじめての海外文学フェア」がなんだか素敵で、やってる本屋さんに行ってみよう!と思い立ってそこで買った本。すっかり最近海外文学読んでなかったから新鮮で面白かった〜!このわけわかんなさというか、不条理さというか、こういう種類の日本のアンソロジーってあるんだろうか??あるなら読みたい。わけのわからなさを、狂気とやたら強調するのではなく、そのままわからなさとして受け止めるおもしろさ。食べ物でたとえるなら、苦味がクセになるとか、そういう気持ちに似てる、気がする。似てないか?笑

    でもその、素敵なわけのわからなさを楽しむためには、信頼できる、かつぶっ飛んだ語も使ったりする、豊かな翻訳が必須なのだなあ、と思って、やっぱり岸本佐和子さんは偉大なのだなと思いました。翻訳なのに、このひとしかこの文章は書けないんだろうな、と思わせつつ魅力を損ねないのって本当にすごいな〜〜

    あとがきでも語ってらしたけど、感動ものとか、きらきら可愛らしいだけの話がひとつもないのが面白かったです。笑 暗いわけじゃなく、捻くれてたり、毒をもってたり、せつなかったり。「七人の司書の館」は本好きとしてはシチュエーションにうっとり。「最終果実」はなんだか迫力があって圧倒された。

  • 「コドモノセカイ」 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309206875/ 読んだ、よかった。子供が主役の翻訳短編集。可愛くも無邪気でもないのがいい。大人になった今から思えば他愛もない状況を、当時はこの世の終わりだと深刻に動揺していたっけ。あれはなんなんだ笑。表紙も訳もすばらしい(おわり

  • 「コドモノセカイ」 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309206875/ 読んだ、よかった。子供が主役の翻訳短編集。可愛くも無邪気でもないのがいい。大人になった今から思えば他愛もない状況を、当時はこの世の終わりだと深刻に動揺していたっけ。あれはなんなんだ笑。表紙も訳もすばらしい(おわり

  •  「コドモ」の世界といいつつ、実際には子供の視点を通して大人が大人を皮肉っている感じがするのは穿ちすぎでしょうか。

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