23000: 氷三部作3 (氷三部作 3)

制作 : Vladimir Sorokin  松下 隆志 
  • 河出書房新社
4.33
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本棚登録 : 50
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309207124

感想・レビュー・書評

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  • 三部作の最終巻で妙に現代的になって流行りの固有名詞が氾濫する。日本のコギャルの描写など苦笑する。
    あれっていう終わり方。というか、途中から方針変えたみたい。
    狂信的なカルトの行く末ということで、仲間内以外には何してもいい、手段としか見ないという態度に、全く共感できず(まあアンチテーゼだろうけど)。
    やっぱりソローキンだなあ(今までの作品よりエログロは抑え気味だったけど)、バラバノフみたいだなあ、という感想で、それでもこれまでの路線とは「心」とか言い出した点で違ってきているので、今後ソローキンは晩年のバラバノフみたいになるのかもしれない。

  • 『氷三部作』の完結編。
    相変わらず一筋縄ではいかない作家で、それは本作にも当てはまる……というか、『氷三部作』は、ソローキンのイメージを一新させたような気がする。
    本書は三部作の中では一番エンタテイメントに近く、けっこう本格的なSFだと感じた。創元やハヤカワの文庫で出ていても多分違和感はない。
    三部作がこのような結末を迎えることは殆ど予想していなかった。ソローキンには驚かされっぱなしだ。

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著者プロフィール

1955年ロシア生まれ。コンセプチュアリズム芸術運動に関わったのち、83年『行列』で作家デビュー。「現代文学のモンスター」の異名をとる。主な作品に、『ロマン』『青い脂』『氷3部作』、短篇集『愛』など。

「2017年 『テルリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ウラジーミル・ソローキンの作品

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