フランス暴動----移民法とラップ・フランセ

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309224466

感想・レビュー・書評

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  • "三日で書き上げた"という本書は暴動が起きた直後に読むべきであったのかもしれない。しかし、速報という意味で書かれているからこそ振り返る価値もあるのかもしれない。

    フランスのことだけでなく、では日本はどうなの? と日本人ラッパーにインタビューをしている点は素晴らしい。志人のインタビューは数少ない彼のインタビューの中でも最も読み応えのあるものだ。

  • 2015/5/24購入
    2015/7/11読了

  • 読者が2005年のフランス暴動の経緯を承知していることを前提として、暴動を刺激した(とされるが実際は必ずしもそうではないとも思われる)ラップ・フランセを紹介、奥歯にもののはさまったような書き方で、日本とのある種の共時性に言及する。本文は相当に粗いが、注および代表的グループの説明あり。

  • 最後のインタビューが余計

  • 10年前にフランス郊外のアンダーフラウンド・ラップで紡がれていたリリックから2006年のフランス暴動を考察した本。その視点は面白く、興味深く読めたが、日本人ラッパーへのインタビューは論点が見事にずれてて蛇足もいいとこ。日本のラップに目をむけるのであれば、そこに渦巻く閉塞感や焦燥感にこそ目をむけるべきかと。

  • 分類=フランス・移民・若者・音楽。06年2月。

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著者プロフィール

1961年長崎県長崎市生まれ。文芸批評家、作家、フランス語圏文学研究者。立教大学大学院特任教授。主な著書に『じゃがたら』『渋さ知らズ』『フランス暴動 移民法とラップ・フランセ』『泥海』『ザ・ブルーハーツ ドブネズミの伝説』(いずれも河出書房新社)、『フットボール都市論 スタジアムの文化闘争』(青土社)、『サッカーと人種差別』(文春新書)などがある。

「2022年 『魂の声をあげる 現代史としてのラップ・フランセ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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