被差別部落とは何か

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309224756

作品紹介・あらすじ

民俗学者で被差別部落研究の泰斗、喜田貞吉の個人誌『民族と歴史』第2巻第1号「特殊部落研究号」の喜田執筆部分の完全復刻。被差別部落の成立過程とその後の歴史を解明する。現在の部落問題研究にも欠かせない記念碑的著作。

感想・レビュー・書評

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  • メモ.青空文庫の
    特殊部落と寺院
    を読み終わり
    底本がこれだと読み終わってから知るなど。

  • 被差別部落を大衆に解りやすく説いた学問書。エタは先住民だとか帰化人だとかという俗説を一笑のもとに切り捨てている。差別の原因は肉食を汚れとする神道、仏教の影響によると断定。差別の解放は、そうした誤った差別感を無くすことが重要と述べている。被差別部落の起源を穢れだとすれば、それは日本古来の思想なのか外来思想かが問題になるが、喜田は外来の仏教思想の影響だと述べている。
    多くの人に読んで欲しい本だ。

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著者プロフィール

1871年徳島生まれ。近代の歴史学者、文学博士。考古学、民俗学も取り入れ、学問研究を進めた。被差別部落研究の先駆者でもある。著書に『賤民とは何か』『被差別部落とは何か』『先住民と差別』等。1939年没。

「2019年 『被差別部落とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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