賤民の異神と芸能

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309225128

作品紹介・あらすじ

海の民、山の民。国家からこぼれ落ちた放浪者がカミと出会い、芸能を生んだ。信仰と芸能の起源と展開を追う、『季刊東北学』好評連載「民間信仰史研究序説」ここに完結。

感想・レビュー・書評

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  • 序章の永久歩行者についての考察が面白かったので読んでみたのだけど、中身は少し違っていて、結構飛ばし読みしてしまった。
    巻末の、多岐にわたる「賤民」の職業グループがバラエティ豊かで、これほどたくさんの職業があったのかと感慨深い。それぞれの信仰とその形態も。

  • 厚さの割りには内容がスカスカであるし、論考もそれ程説得的な内容とは言えない
    タイトルもあまり本書の性質を表しているとは言えないが、いくらか興味深い内容はありました。

  • いわゆる秘儀としてのわざおぎ、「マナをつけるもの」としての採り物を打ち振るう、シャーマンの末裔としての芸能人を記述。マタラ神などが登場。
     他著者の批判が多数収録されているが、本書ではしかし「魔の系譜」等での「セジ高い」谷川健一氏像が見られない。

     最後の方に登場する 特殊被差別民体系は圧巻。

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著者プロフィール

1921年、熊本県水俣市生まれ。東京大学文学部卒業。 「風土記日本」「日本残酷物語」、雑誌「太陽」の初代編集長を経て、文筆活動に入る。「南島文学発生論」で芸術選奨文部大臣賞・第2回南方熊楠賞受賞。「海霊・水の女」で短歌研究賞受賞。 1981年以来、日本地名研究所所長として現在に至る。文化功労者。 冨山房インターナショナルより「谷川健一全集」(全24巻)を刊行した。

「2013年 『谷川健一全集 全二十四巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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