うわさと俗信

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309226668

感想・レビュー・書評

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  • 口裂け女、学校の怪談等の現代のうわさ話もよくみれば過去のルーツと繋がっている。人が恐怖をもよおしたり、人に伝えたくなる要素には時代が変わっても変化しない核のようなところがあるのだろう。今でも子供はジャンケンの前に両手で小さな穴を作り覗くような仕草をするが、あのポーズのルーツも意外に古かったり、興味深い話がたくさん。

  • 参考資料として。

  •  俗信。たとえば、夜に口笛を吹いてはいけないとか、霊柩車を見たら親指を隠せとか、そういうこと。
     うわさ。トイレの花子さんや口裂け女など。

     おばあちゃんの昔語りではなく、子供たちの間で語られるうわさと俗信について纏めた本は、今の時代もうわさは作られ続けられるんだなぁと感じ入る。
     面白かった。
     そしてこれ判型の違う本を読んでいたんだけど、その時は連続して同じ作者の本を読んで食傷気味のレビューだったという。やはり、本の面白さは読むタイミングにあると思う。

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著者プロフィール

1948年、高知県生まれ。国学院大学卒業。民俗・口承文芸を研究。著書に『学校の怪談』(ミネルヴァ書房)、共編著に『三右衛門話──能登の昔話』(桜楓社)、『日本伝説体系』第5巻(みずうみ書房)、『昔話・伝説小辞典』(みずうみ書房)、『ガイドブック日本の民話』(講談社)他。

「1993年 『土佐の世間話 今朝道爺異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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