サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

制作 : 柴田裕之 
  • 河出書房新社
4.31
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本棚登録 : 5469
レビュー : 425
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309226712

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。生物学的・考古学的な視点と中世近代などのいわゆる歴史の視点を通史で説明してくれる本は今まで読んだことがなかった気がする。ジャレド・ダイヤモンドの名著「銃・病原菌・鉄」に並ぶ知的興奮があった。
    特にホモ・サピエンスがなぜデニソワ人やネアンデルタール人を押し退けて唯一の人類として生き残ることができたのか?なぜひ弱な雑食性のサルの一種だった生き物が万物の霊長の座に君臨することができたのか?
    産業革命よりも、もっとずっと重要な革命が人類には起こっていたこと。SF小説のようなワクワクがあった。
    特に最近読んだコミック版「星を継ぐもの」はホモ・サピエンス対ネアンデルタール人の話だったので、色々思い出して楽しかった。

  • サピエンス以外のホモ属の話と虚構が協力を可能にした話が面白かった。

  • ともさん私物

  • 読み始めるらまでは、本の「重厚さ」と「文章量」に怖れおののいていました。

    それは、ちょうどドフトエフスキーの「罪と罰」を読む前の感覚に似ていました。

    しかし、、読み始めたら止まらない、、

    ワクワクとドキドキに塗れながら、
    時に考えさせられ、時に感心していました。

    カバー範囲も広く

    ・人類
    ・環境
    ・食物
    ・歴史
    ・貨幣
    ・文化
    ・宗教
    ・政治
    ・戦争
    など

    あらゆる視点の気付きを得られ、人生ないしは地球を考えるキッカケになりました。

    このキッカケを起爆剤にして、よりグローバルな視点で物事を考えれるようにアクションして行こうと思います。

    この本と出会えて良かった。

  • ホモ・サピエンスが何故ここまで繁栄したのかを虚構と言う視点を切り口に書かれた本。7万年前!に起こった認知革命によって生まれた虚構の概念が大きく影響しているらしい。ハンムラビ経典と独立宣言も生まれた時代は違えども、想像上の秩序を信じさせる点で、それが客観的に正しいからではなく、信じればより良い社会を作れ、多数の人が効果的に協力するための唯一の方法であると述べているのが印象的だった。
    ホモ・サピエンス、ネアンデルタール人他 の人類は昔は時系列的に存在していたと教わったような気がするが、今では同時期に生きてたと考えるらしい。なんでホモ・サピエンスとだけ生き残ったのかも面白い。各大陸の大型哺乳類の絶滅時期と人類が大陸に移住したタイミングが同じとは!

  • 第一部「認知革命」でホモ・サピエンスから人への進化(進展?)を説明し、第二部「農業革命」でその社会化について説明し、さらに第三部で帝国化について述べたところまでが本書。
    多くの著名人が取り上げたこともあり(実際、私も新聞で棋士豊島将之の愛読書というので読んでみた)さぞかし「歴史とは何か」(E・H・カー著)レベルの大叙述詩かと思いきや、やはり「ビジネス書」カテゴリという印象。
    語り口は軽妙でノリもよく、一大ブームも頷けるところ。

  • 2019/7/4 読了
    このようや歴史考察は初めて読んだ。面白い。

  • 何人かの人が感想で書いていたが、中盤からだれてくるというのは否定できない。
    ただ、腰を据えて読むことがこの手の本には必要だ。
    宗教では相容れないキリスト教者とイスラム教者が、何故、貨幣というものでは信じて取引ができるのか、世の中はどんどん統一に向かっていくのか、など、人類史を紐解きながら考察を進めていく。
    はじめのほうは、ネアンデルタールとホモ・サピエンスがどのように世界に散らばり、繁栄を築いていったか、とい恐らくほとんどの読者が期待して、興味を持って読み進めることができたとおもうが、後半は、そういったことを期待して買った読者はたいくつだったろう。

    狩猟社会が農耕社会より人生を謳歌することができたのではないか。農耕社会は結局、DNA上、子孫を増やすということでは正解だが、豊かに暮らすという意味では失敗だったのではないか、というのが、真髄をついていると思った。

  • ●認知革命により、伝説や神話、神々、宗教が現れた。
    虚構、架空の事物について語るこの能力こそが
    サピエンスの言語の特徴として異彩を放つ。
    →集団でそれを共有し、動物界における世界を支配。

  • Audibleで聞いた。
    あんまり、聞くのは向いてないのかもしれない。
    すごく面白かったけど、自分で読むのと比べて記憶に残りづらい気がして、結局合本版を買ってしまった。

    そんなこんなで、あんまり記憶に残ってないんだけど。
    上巻はサピエンスの歴史でもあまり文章とか記録が残っていない頃の話が多かった。
    印象に残ったのは、なぜ女性の地位が低いのかという事に対する考証、結局これだ!というのはないという話だったと思うんだけど、子育てを真面目にして、権力の握らない女性の遺伝子の方が子孫を残しやすかったというのはちょっとありそうだなと。
    あとは、まぁ、この本が底本になってんだろうけど、小麦が人間を隷属させたってのは色々なところで見かけるだけに印象に残っている。そして、農耕文化に変化しても別に幸せじゃなかったっていうね。とはいえ、農耕文化で余裕が出たからこその文明化ですよ。うん。

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著者プロフィール

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。専門は世界史とマクロ・ヒストリー。
オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、エルサレムのヘブライ大学歴史学部で終身雇用教授として歴史学を教える。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。2015年にヘブライ語で"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow"を出版。その翻訳書『ホモ・デウス』が2018年9月に刊行される。

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