サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

制作 : 柴田裕之 
  • 河出書房新社
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レビュー : 312
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309226729

感想・レビュー・書評

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  • 人類がここまで繁栄したのは、想像力と虚構。目からウロコだった。

  • 7-3-3

  • 私たちが直面している真の疑問は、
    『私たちは何になりたいのか?』ではなく、
    『私たちは何を望みたいのか?』かもしれない。

    歴史を研究するのは、
    未来を知るためではなく、視野を拡げ、現在の私たちの状況は自然なものでも必然的なものでもなく、したがって私たちの前には、想像しているよりもずっと多くの可能性があることを理解すべきなのだ。

    宗教は、超人間的な秩序の信奉に基づく、人間の規範と価値観の制度と定義できる。
     1)超人間的な秩序の存在を主張する
     2)超人間的秩序に基いて規範や価値観を確立し、それには拘束力があると見なす

    本質的に異なる人間集団がクラス広大な領域を傘下に統一するためにはさらに2つの特性を備えていなくてはならない
     1)いつでもどこでも正しい普遍的な超人間的秩序を信奉している必要がある
     2)この信念をすべてのヒトに広めることをあくまでも求めなければならない
    普遍的であると同時に、宣教を行うことも求められるのだ。

    一神教は秩序を説明できるが、悪に当惑してしまう。二元論は悪を説明できるが、秩序に悩んでしまう。この謎を論理的に解明する方法は、「全宇宙を創造した単一の全能絶対神がいて、その神は悪である」と主張することだがそんな信念を抱く気になった人は史上一人もいない。

    ブッダは自分の教えをたった1つの法則に要約した。苦しみは渇愛から生まれるので、苦しみから完全に解放される唯一の道は、渇愛から完全に解放されることで、渇愛から解放される唯一の道は、心を鍛えて現実をあるがままに経験することである、というものだ。一神教の第一原理は「神は存在する。神は私に何を欲するのか?」で、それに対して仏教の第一原理は「苦しみは存在する。それからどう逃れるか?」だ。神々の存在を否定しないが、その法則には影響力を持たず、全宇宙の神が揃ってもその人を苦しみから救えない。



    【下巻目次】
     12.宗教という超人間的秩序
     13.歴史の必然と謎めいた選択
    4.科学革命
     14.無知の発見と近代科学の成立
     15.科学と帝国の融合
     16.拡大するパイという資本主義マジック
     17.産業の推進力
     18.国家と市場経済がもたらした世界平和
     19.文明は人間を幸福にしたのか
     20.超ホモ・サピエンスの時代へ

  • ベストセラー書、今更ながら読了。人類=ホモ・サピエンスが如何に、予想だにしなかった生命的革命をいくつも超えて、進化し、またこれからも進化するというその歴史と今後の示唆について書かれていて、面白く読めた。

  • オーディオブックで読了。
    上下刊とも無茶苦茶面白かった!

  • 大学 209A/H32s/2

  • 認知革命、農業革命、科学革命。さて、これらの革命は人類を幸福にしたのだろうか。人類の歴史を新たな視点から振り返る好著。

  • 下巻のほうが面白い

  • 「ホモサピエンス」とは何か、それが書いてある一冊!

    今に至るまでの詳細が刻々と記載されているが、何といっても認知革命が最大の革命ではないかと。「ホモサピエンス」の奇跡の能力は作者が「虚構」と表現している「~だと”思う”」と考える能力、確かにそれを考えれる生物は人間しかいないけど、本書を読むまでそのようなことを考えたこともなかった。

    そして農業革命といった進化のタイミングを経て、現在は科学革命の最中といったところでしょうか。多種多様な膨大な種を絶滅に追い込み食物連鎖の頂点に立つホモサピエンス、未来は予想できないけど、ここ数百年での地球上の変化と破壊が半端ない気がして、ホモサピエンスの誕生から今を時系列で並べるとすると、今はもう絶滅直前の位置にあるんじゃないかって気がしないでもないと思った。

    とりあえず読んで面白い一冊だなと思いました。

    (上下巻合わせての感想です。)

  • 読みながらワクワクが止まらない。

    上巻もかなりのインパクトを受けたが、下巻はさらにエキサイティングだった。

    近代科学、近代文化の話にも入っていく。

    ダーウィン、コペルニクス、壊血病、ジェームズ・クック、アダムスミス、国富論、アステカ王国、インカ帝国、コルテカ、ガリレオ、ニュートン、数学、統計学、アポロ11号、諸国先住民族等のこぼれ話も出てくる。

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著者プロフィール

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。専門は世界史とマクロ・ヒストリー。
オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、エルサレムのヘブライ大学歴史学部で終身雇用教授として歴史学を教える。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。2015年にヘブライ語で"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow"を出版。その翻訳書『ホモ・デウス』が2018年9月に刊行される。

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