サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

制作 : 柴田裕之 
  • 河出書房新社
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レビュー : 307
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309226729

感想・レビュー・書評

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  • 歴史はどの時点をとっても分岐点になっている。
    イギリスはジェイムズ・クックのアフリカ遠征でどんどん植民地を開いた。(壊血病解決のおまけも)。中国などのアジアはヨーロッパと政治、軍事、科学技術、経済のいずれも全く劣っていなかった。ただ、科学と資本主義の文化を持っていなかったので、豊かな国であったにも関わらず数世紀の間に覇権を取られてしまった。日本の成功は明治維新で国をあげて文化と統治機構までをも入れ替えたことにある。国民性の問題はその次なのだ。

  • 上巻から時間が経ってしまったので、ちょっと流れが分からなくなってしまった。やはり、連続して読まないと駄目です。
    下巻は近代史。ホモ・サピエンスが如何に文明を手に入れて、成長していったか…です。でも、この内容だと他の書籍でも同じ様な記述はありそうな気がします。
    最終章の「超ホモ・サピエンスの時代へ」は、ホモ・サピエンスが神の領域に…。iPS細胞での効果が注目されているけど、ひとつ間違えると、とんでもないことになります。

  • 図書館の関係で下巻を先に読んだ。
    宗教、科学革命、資本主義、幸福論、超人間について

    歴史自体を論じる本というより、歴史を題材にして人間を動かして現在の状態を作り上げた各種の動きを考察するという内容。

    名著である

  • 人類の発祥から狩猟採取生活、農業革命、産業革命と人類の全歴史を駆け足で追い、テクノロジーと人間の幸福にまで踏み込んだ良書。目から鱗が落ちた。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou27701.html

  • 上巻から続いて一気読みした。
    資本主義や共産主義が、宗教と呼ばれることを好まないが、超人間的な秩序の辛抱に基づく人間の規範や価値観の体型を宗教とするならば宗教と言わざるを得ないこと。近代科学と伝統知識の相違点が「知らないことを認めて知って役立てようとすること」であること。歴史の次の段階には、テクノロジーや組織の変化だけでなく、人間の意識とアイデンティティの根本的な変化も含まれるということ。
    など、秩序や価値観が人間の集団想像の産物であるとい宇考え方をベースに、目から鱗の視点を提供してくれた。

  • 下巻では、太古からの歴史よりも近代と未来に重点が置かれていて、個人的には上巻よりも楽しく読み進められた。宗教とイデオロギー、産業革命による技術発展、そして”幸福”に対する考察と向き合い方は、全て目から鱗なものばかりであった。
    仏教の考え方は他の宗教と一線を画すものであり、本書以外でも様々な脳科学の本で取り上げられているところを見ると、ぜひとも基礎から学んでみる価値があるものだと感じる。
    仏教の考え方に基づいて渇愛や執着を捨てて”今”をあるがまま受け入れる生き方と、芸術作品が時折見せる”今”の切り取り方が私たちを魅了してやまないという現象にはなんらかの繋がりや関係性があるのかなと考えた。主観的に内面から生じる”幸福感”のように心を揺さぶるものは人の”今”に強く訴えかけた結果なのか?

  • 科学革命:500年、「進んで無知を認める」。「観察と数学を使う」、「理論だけでなく力、即ちテクノロジー」、
    神に挑戦するのは不遜(バベル、イカロス)から進歩志向へ。
    科学には金がかかり、常に経済的。政治的、宗教的干渉を受ける、帝国主義と資本主義。

    帝国主義:ヨーロッパの帝国主義と科学は相性がいい、ともに無知から出発して未知の領域へ(それまでは文化を広める)、飽くなき野心、遠征には科学者を同行、言語学、植物学、歴史学。科学的に自分たちの優位性を証明しようとした、人種差別理論化。

    資本主義:成長は善という確信、1500年の550ドルが8800ドルに。将来を信頼、クレジットの誕生、将来の収入を使って現時点のものを生み出す、それ以前は過去が優れていた、

  • 上下巻ともに目から鱗が落ちっぱなし。凄まじい面白さである。どうすればユヴァルさんのように考えることが出来るのだろうか。心から尊敬する。本書を読んで、自分自身が興味のあること、もしくは知っていることについて述べられている箇所は関心を引かれたが、恥ずかしながら現在の自分では理解しきれない部分も数多くあり、自身の無学さをあらためて感じた。本書をより深く広く楽しむために、勉強してもう少し知識をつけてから読み直したいと思う。

  • サピエンス全史 下
    文明の構造と人類の幸福
    ユヴァル・ノア・ハラリ
    2019年5月4日読了。

    サピエンス全史の下巻。第12章〜20章
    主に近現代の科学革命と帝国、資本主義、文明、そして幸福とは何かについて言及した一冊。
    7万年前から続く人類の未来について。科学革命によって人類はどう進むのか。

    広い視野で物事を考えることのきっかけとして、宗教や資本主義や幸福論について思考を巡らす入口として本書は様々な歴史的事実と見方を提供してくれる。
    そこには正解はないし、人によって千差万別かも知れないけども読んでおいて損はない一冊。

  • 人類が科学を軸に進化を加速した。
    そこには、貨幣、宗教、帝国主義が強い影響を与えた事実がある。

    これまでの価値観、固定観念から視野が広がった気がする。ホモ・サピエンスはどこに向かうのか?

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著者プロフィール

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。専門は世界史とマクロ・ヒストリー。
オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、エルサレムのヘブライ大学歴史学部で終身雇用教授として歴史学を教える。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。2015年にヘブライ語で"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow"を出版。その翻訳書『ホモ・デウス』が2018年9月に刊行される。

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