サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

制作 : 柴田裕之 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 3429
レビュー : 298
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309226729

感想・レビュー・書評

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  • 上巻から時間が経ってしまったので、ちょっと流れが分からなくなってしまった。やはり、連続して読まないと駄目です。
    下巻は近代史。ホモ・サピエンスが如何に文明を手に入れて、成長していったか…です。でも、この内容だと他の書籍でも同じ様な記述はありそうな気がします。
    最終章の「超ホモ・サピエンスの時代へ」は、ホモ・サピエンスが神の領域に…。iPS細胞での効果が注目されているけど、ひとつ間違えると、とんでもないことになります。

  • 図書館の関係で下巻を先に読んだ。
    宗教、科学革命、資本主義、幸福論、超人間について

    歴史自体を論じる本というより、歴史を題材にして人間を動かして現在の状態を作り上げた各種の動きを考察するという内容。

    名著である

  • 人類の発祥から狩猟採取生活、農業革命、産業革命と人類の全歴史を駆け足で追い、テクノロジーと人間の幸福にまで踏み込んだ良書。目から鱗が落ちた。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou27701.html

  • 上巻から続いて一気読みした。
    資本主義や共産主義が、宗教と呼ばれることを好まないが、超人間的な秩序の辛抱に基づく人間の規範や価値観の体型を宗教とするならば宗教と言わざるを得ないこと。近代科学と伝統知識の相違点が「知らないことを認めて知って役立てようとすること」であること。歴史の次の段階には、テクノロジーや組織の変化だけでなく、人間の意識とアイデンティティの根本的な変化も含まれるということ。
    など、秩序や価値観が人間の集団想像の産物であるとい宇考え方をベースに、目から鱗の視点を提供してくれた。

  • 下巻では、太古からの歴史よりも近代と未来に重点が置かれていて、個人的には上巻よりも楽しく読み進められた。宗教とイデオロギー、産業革命による技術発展、そして”幸福”に対する考察と向き合い方は、全て目から鱗なものばかりであった。
    仏教の考え方は他の宗教と一線を画すものであり、本書以外でも様々な脳科学の本で取り上げられているところを見ると、ぜひとも基礎から学んでみる価値があるものだと感じる。
    仏教の考え方に基づいて渇愛や執着を捨てて”今”をあるがまま受け入れる生き方と、芸術作品が時折見せる”今”の切り取り方が私たちを魅了してやまないという現象にはなんらかの繋がりや関係性があるのかなと考えた。主観的に内面から生じる”幸福感”のように心を揺さぶるものは人の”今”に強く訴えかけた結果なのか?

  • サピエンス全史 下
    文明の構造と人類の幸福
    ユヴァル・ノア・ハラリ
    2019年5月4日読了。

    サピエンス全史の下巻。第12章〜20章
    主に近現代の科学革命と帝国、資本主義、文明、そして幸福とは何かについて言及した一冊。
    7万年前から続く人類の未来について。科学革命によって人類はどう進むのか。

    広い視野で物事を考えることのきっかけとして、宗教や資本主義や幸福論について思考を巡らす入口として本書は様々な歴史的事実と見方を提供してくれる。
    そこには正解はないし、人によって千差万別かも知れないけども読んでおいて損はない一冊。

  • 人類が科学を軸に進化を加速した。
    そこには、貨幣、宗教、帝国主義が強い影響を与えた事実がある。

    これまでの価値観、固定観念から視野が広がった気がする。ホモ・サピエンスはどこに向かうのか?

  • レビューはブログにて
    https://ameblo.jp/w92-3/entry-12457244274.html

  • 個人的には上巻より下巻の方が面白かった.
    特に,地球上のエネルギーはいずれ枯渇するという話はまやかしだという内容は衝撃的だった.たしかに言われてみれば太陽エネルギーや月の引力による波の満ち引きなど,永久に使えるエネルギーは十分にある.我々はテクノロジーで無限に発展し続けられるのだと思わされた.

  • 宗教:超人間的な秩序の新報に基づく人間の規範と価値観の制度
    超自然的存在を進行
    苦しみは割愛から生じる→現実をあるがままに経験することが大切

    ナチス:人間性を賛美し、人間という主の絶大な可能性を信じていた
    歴史の選択→人間の利益のためではない
    近代科学が従来の知識の伝統と異なる点
    ①進んで無知を認める意思
    ②観察と数字の中心性
    ③新しい力の獲得

    科学革命→「無知の革命」
    無知を認める→ダイナミック、柔軟、探究的になった

    伝統的な神話や晴天が一般法則を規定するとき→物語の形式

    「大数の法則」:単一の事象を正確に予想するのは難しくても多くの類似の事象の平均的結果を高い精度で予想するのは可能→統計学

    イデオロギー:科学研究の優先順位に影響を及ぼし、発見される物事をどうするか決める(etc.牛の乳腺の病気or牛の精神的苦痛について)

    現在の世界の服装や思考や嗜好→ヨーロッパに倣っている
    ヨーロッパ人→科学的な方法や資本主義的な方法で考え、行動
    →新たな領土とともに新たな知識をかくとくすることを望んで他の国は自分たちの世界観を広めようとしていた

    利己主義はすなわち利他主義→強欲は善であり個人が裕福になることは他の全員のためにもなる

    紙幣に見合った価値を生み出すのは科学者
    今日の国家の信用格付→その国の財政の健全性が重要
    産業革命→多種多様なエネルギー源を利用する方法、エネルギー変換における革命

    一つのエネルギーを別の種類のエネルギーに変換する方法がわかった

    人類史→植物の成長サイクルと太陽エネルギーの変化サイクルに支配されてきた
    人間の活動と産業をすべて合わせた消費エネルギーは毎年500エクサジュール
    (地球が太陽から90分で受け取るエネルギーと等しい)

    今日の畜産→無関心が原動力
    工業化された農業の悲劇→動物たちの主観的欲求は無視する点
    供給が需要を追い越す→消費時代の到来

    欲望は自分にとっていいこと、倹約は自己虐待だと思い込ませた
    肥満→アメリカのダイエット食品購入額で世界の飢えた人を養える
    富める人の嗜好の戒律「投資せよ」
    それ以外の人の戒律「買え」

    世界:15億頭の畜牛、8万頭のキリン、4億頭の飼い犬、20万頭の狼

    ☆人類が利用できる資源は絶えず増加している

    国家・市場・個人の時代
    「膨大な数の見知らぬ人が自分と同じコミュニティに属し、同じ過去、同じ利益、同じ未来を共有していると想像させようとしている」
    国民→想像の産物
    消費者部属→同じ消費習慣や関心:アイデンティティの要になる
    真の平和→戦争勃発の見込みが無いこと
    ①核兵器の抑止力
    ②戦争で得られる利益の減少(現在では人的資源や技術的ノウハウ)
    ③平和が特別な配当をもたらす
    ④戦争を開くと信じるエリート層

    近代のサピエンスの偉業は他の動物の運命を無視した場合にのみ評価することができる

    幸福→「主観的厚生」、心の中のもの

    体内に生じる快感でしか幸せにならない
    →ホルモン・電気信号
    「幸福は客観的条件と主観的な期待との相関関係によって決まる」

    現代世界→初めて全人類の基本的平等を認めた

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著者プロフィール

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。専門は世界史とマクロ・ヒストリー。
オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、エルサレムのヘブライ大学歴史学部で終身雇用教授として歴史学を教える。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。2015年にヘブライ語で"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow"を出版。その翻訳書『ホモ・デウス』が2018年9月に刊行される。

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