サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

制作 : 柴田裕之 
  • 河出書房新社
4.34
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本棚登録 : 3415
レビュー : 298
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309226729

感想・レビュー・書評

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  • 最後は未来はどうなるかにつなげている。しかしながら、もちろん答えはないので、ヒントにして考えていく。にしても難しいことをわかりやすく書いてるなぁ。

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  • 「全史」って銘打ってあるんだから、ダラダラと総花的〜とか言っちゃいけないんだろうな。でもなんか、この手の本を普段から読む向きには、新たに得るところは余りないような。

  • ★3.5
    下巻のメインとなるのは“科学革命”で、より現代に近づいてくる。中でも、大航海時代のヨーロッパとアジアによる、侵略・征服への意識の違いが印象深い。今の時代でも、外国人の方が新しい物事に尻込みしないようなイメージがあるので、様々な要因に加えて好奇心の強さも影響していたのかも。また、上巻の続きとなる“人類の統一”の宗教に関する章での、一神教と多神教の違いも興味深かった。が、上巻の“農業革命”が面白さのピークで、個人的に下巻はそこまでハマれなかった。未来を見据えた超ホモ・サピエンスも、あまりピンと来ず。

  • 新しい視点で人間を見ることができるようになります。

  •  下巻は、「認知革命」「農業革命」に次ぐ「科学革命」を繙く。それは、

    「人類は自らにとって最も重要な疑問の数々の答えを知らないという、重大な発見だった。」

     さらに科学は、この無知を克服し、「進歩」という考え方をホモ・サピエンスに植え付け、やがてその考え方が、経済に取り入れられるから、さあ大変。
     今は、永遠の進歩を信じて、あらゆる面で拡大の一途をたどる。

    「だが、経済のパイは永遠に大きくなり続けることが可能なのだろうか?」

     これは誰か(神?!)が仕組んだ罠か、壮大な詐欺か、あるいは「人間の驚くべき想像力の賜物」なのか。その答えを見極めたい欲求もあり、知らずに人生を全うしたい気持ちもあり、実に複雑な読後感。

  • 多神教は異教徒も受け入れる。一神教になって宗教戦争が起きるようになった。

    ナチスドイツはアーリア人と多人種との違いがネアンデルタール人とホモサピエンスとの違いのように宣伝した。実際は人種間の差ははるかに小さい。

    歴史で、どのように、は説明できるが、なぜ、を説明するのは後知恵。偶然が本当のことが多い。

    統計学は長老派教会の牧師のために生命基金をつくるために発達した。

    信用は今日のパイと明日のパイの大きさの違い。
    近代経済の魔法の循環=投資によって明日のパイが大きくなる。ただし投資の効果がある=普及先があることが必要。
    パイが大きくなれば誰でも恩恵を受ける。利益を再投資すれば。スクルージが金庫にお金を貯め込まなければ。

    資本主義の地獄=奴隷制=労働力の供給元があった。奴隷貿易はだれにも邪魔されずに営利のために行われた。
    1908年以降、または1945年以降は共産主義への恐怖のため、多少歯止めがかけられた。

    パイが大きくなり続ければ、万人が満足できるはず。平均寿命、小児死亡率、カロリー摂取などは改善している。パイは永遠に大きくなれるか。自然破壊の問題。

    太陽から得たエネルギーを植物が貯え、それを食べた人間や動物の筋肉が仕事のエネルギーになった。
    蒸気機関の発明まで、熱を運動に変えることができなかった。

    資本主義と消費主義は表裏一体。富める者は投資せよ、それ以外の人々は買え、がテーゼ。

    幸せは身のうちより発する。セロトニンの分泌度合いによる。

    遺伝子工学でネアンデルタール人を作り出すことができる。とするともっと優れた人類も生み出せるはず。
    アルツハイマーの治療に遺伝子工学を使うことは新しい人類の誕生と同じかもしれない。
    サイボーグ=肉体を補助するものを埋め込んだとしたら新しい人類の誕生と同じ。
    コンピュータウイルスは生命か。ノートパソコンの中に頭脳ができたとしたらそれは人か。

  • 人類史を認知革命、農業革命、科学革命という3つのパラダイムシフトに整理した上で、この変化によって我々人間は「幸福になったのか?」、そしてこの先「どこへ向かうのか?」、生物学、宗教学、歴史学、認知心理学、文化人類学などアカデミックな思考を総動員した上で結論へと導いていく。

    特に後半二部は圧巻。幸福論に関する論展開については鳥肌もので、認知心理学の統計的アプローチに仏教的な世界観を結合し、真理に迫る。
    まさに資本主義の螺旋で踊らされているいち個人としてはとかく示唆的な章で、上下巻合わせ、これまでの解説は本章の助走に過ぎないと感じたほど。

    正直上巻を読み終わった時には、こんなもんかと思ったけど、ぜひ下巻まで読み切ってほしい。ここまで踏み込んだ人類史本は他に類がないと思います。

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著者プロフィール

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。専門は世界史とマクロ・ヒストリー。
オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、エルサレムのヘブライ大学歴史学部で終身雇用教授として歴史学を教える。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。2015年にヘブライ語で"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow"を出版。その翻訳書『ホモ・デウス』が2018年9月に刊行される。

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