サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

制作 : 柴田裕之 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 3413
レビュー : 297
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309226729

感想・レビュー・書評

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  • やはり外国人の著者の本は難しい

    典型的なアメリカ人は区民主義者であると同時に自由主義の資本主義者でもあるさらに自由主義の人間至上主義者でもある
    アメリカ人は歴史の中で果たすべき特別な役割を持ったアメリカ国民の存在を信じている
    自由競争と私利の追求こそが繁栄する社会を築く最善の方法であると信じている
    科学研究は宗教やイデオロギーと提携した場合にのみ栄えることができる
    イデオロギーは研究の費用を正当化するそれと引き換えににイデオロギーは科学研究の優先順位に影響及ぼし発見された物事をどうするか決める
    今の科学では今後ネアンデルタール人を復活させることもできるかもしれない

  • 日本の歴史の教科書は国や時の実力者が何をしてきたのかを書き連ねた歴史を教える。この本は人類(ホモ・サピエンス)が誕生以来どう進化、変化してきたかを記す。認知革命、農業革命、産業革命…などの前後で世界はどう変わったのかを説明する。このような本が学校の教科書になってもいいのではないかと思う。

  • 分厚くて疲れたら他の本読んだり、休んだり、なんとか読み終えた。まさに登山。登山あまりしたことないけど。山頂にたどり着いたら、パァッ〜と視野が広がり、目から鱗だった。読書でないと得られない、良い読書体験をした。続編も、今度よみたい。

  • 科学革命から生命倫理・環境倫理の話題に展開してしまったのは勇み足というか失敗だったのではないか?そもそも事実を問う歴史と価値を問う倫理の共存は難しいわけで、書籍としての全体的なまとまりがなくなってしまった。結果、歴史本なのか倫理本なのかわからなくなってしまった。これが学問的混乱状況を示唆していると言えるのかもしれないが、そもそも現代や未来を論じるのは歴史学ではないわけで。
    著者の関心は「幸福の歴史」にあるようだが、これを実証主義的に研究する事は困難(過去に生きた人が幸福だったのか否かは基本的に判別不可能だから)であり、やるとしても「幸福論の歴史」といった思想史になってしまうだろう。社会史とか民衆史をやるとしても、その時代が幸福なのか否かは現代的価値観によって意味づけする以外に方法はないし、これは歴史学ではない。
    13章は歴史哲学的内容で著者の苦悩も感じられ中々興味深いのだが、「歴史はHOWは論じる事はできでもWHYをを論じる事はできない」とまで認識しているにも関わらず、上下巻を通じて、只管歴史のWHYについて論じているように感じたのは自分だけだろうか?ちなみに自分は歴史学者は歴史のWHYについて論じるべきであるという立場ではあるが、それが解釈学や物語り論の問題と関係していると認識している。そして、まさにこの本が著者流の解釈学に基づいた物語り論で満ち満ちている典型だと感じる次第である。

  • サピエンスは短期間で繁栄を極めました。「農業革命」によって食料を大量生産できるようになった結果、多くの個体が生存できるようになり、資本主義と「科学革命」により、爆発的な成長がもたらされました。

    これによって人類は幸福になった、と結論づけるのは早いと筆者は言います。確かに人類が扱える食料やモノは過去と比べ物にならないほどに多い。しかし、農業革命のせいで一般的な個体は長時間労働を強いられますが、それに見合った報酬は配分されず、狩猟採集時代よりも生活の質は下がったと言われています。現在も貧富の差は続いています。

    そして今後、遺伝子工学やコンピュータサイエンスによって、現在の概念では到底理解できないような(あたかもネアンデルタール人がハムレットを見るような)変化が訪れるかもしれません。それは続編「ホモ・デウス」に期待ということで。

  • 上巻で満足したので、下巻はとりあえず速読した。時間が出来たらまたゆっくり読もう。

  • 引き続きとても良かった。歴史の見方が変わる。

  • 下巻についてはあまり内容を覚えていない、、、
    また読み直ししよう、、、

  • 自然科学や社会科学を真摯に学んだ人間にとって「衝撃」と言える内容ではないかと思われるが、普段あまり本を読まない人にありとあらゆる虚構を気付かせるに際して、これほどコンパクトにその重要性を伝えることができるのには著者の力量が感じられる。

  • 戦争、食、通貨、産業とかなり幅広い歴史について書かれている。正直、1冊で10冊〜15冊くらいの重量感がある。が、話は非常に面白く飽きの来ない映画のように見られる。
    アーリア人の侵略の話は個人的に今ブームだったのでかなり面白かった。
    どの話題に取っても圧倒的知識と訳者さんの言い回しかよかった。
    日本人やからこそ読んで方がいい一冊!

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著者プロフィール

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。専門は世界史とマクロ・ヒストリー。
オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、エルサレムのヘブライ大学歴史学部で終身雇用教授として歴史学を教える。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。2015年にヘブライ語で"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow"を出版。その翻訳書『ホモ・デウス』が2018年9月に刊行される。

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