サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

制作 : 柴田裕之 
  • 河出書房新社
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レビュー : 307
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309226729

感想・レビュー・書評

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  • 今までの人類が歩んできた歴史を一気に読むことができ、視野が広がる感じがします。まあまあ長いですが、難しい言葉も少なく読みやすくまとめてくれているのでありがたいです。今までの歴史から今後科学が進歩していった先の予測をみながら、今後自分が何を望むのか、考えるいい機会になりました。

    今の世の中ってどうなんだろう?これからどうなっていくんだろう?みたいな不安のある人とか、歴史と比較しながら考えられるのでいいかと。幸福についての研究や考察もためになります。

    個人的には今より長生きができるように医学が進歩するまで健康に過ごして、できるだけ先の未来まで観てみたいなあと思いました。

  • 上巻に続き面白かった。

  • 認知革命、虚構を信じるという能力。
    農業革命、詐欺と、貨幣という虚構の拡大。
    科学革命、資本主義と科学と帝国の連携。
    そして、虚構は世界中のスタンダードに。幸福すらセロトニンによる幻想だ。
    サピエンスの歴史はダイナミックな虚構であり、まだその幸せの本質を誰も知らない。

  • 心はたとえ何を経験しようとも、渇愛をもってそれに応じ、渇愛はつねに不満を伴うというのがゴータマの悟りだった。
    ゴータマはこの悪循環から脱する方法があることを発見した。心が何か快いもの、あるいは不快なものを経験したときに、物事をあるがままに理解すれば、もはや苦しみはなくなる。ゴータマは渇愛することなく現実をあるがままに受け容れられるように心を鍛錬する、一連の瞑想術を開発した。
    苦しみは渇愛から生まれるので、苦しみから完全に解放される唯一の道は、渇愛から完全に解放されることで、渇愛から解放される唯一の道は、心を鍛えて現実をあるがままに経験することである、というたった一つの法則に自分の教えを要約した。

    歴史を研究するのは、未来を知るためではなく、視野を広げ、現在の私たちの状況は自然なものでも必然的なものでもなく、したがって私たちの前には、想像しているよりもずっと多くの可能性があることを理解するためなのだ。

    信用に基づいた融資が新しい地理上の発見をもたらし、発見が植民地につながり、植民地が利益を生み、利益が信頼を育み、信頼がさらなる信用供与を実現させたのだ。

    イラクのクウェート侵攻のように、数は少ないが今なお世界で発生している国家間の全面的な戦争が、旧来の物質的な富に依存する地域で起こっているのは、けっして偶然ではない。

    「幸せは身の内より発する」
    お金や社会的地位、美容整形、壮麗な邸宅、権力の座などはどれも、あなたを幸せにすることはできない。永続する幸福感は、セロトニンやドーパミン、オキシトシンからのみ生じるのだ。

    これまでにわかっているところでは、純粋に科学的な視点から言えば、人生にはまったく何の意味もない。人類は、目的も持たずにやみくもに展開する進化の過程の所産だ。したがって人々が自分の人生に認める意義は、いかなるものもたんなる妄想にすぎない。

    自分が何を望んでいるかもわからない、不満で無責任な神々ほど危険なものがあるだろうか?

  • Audibleで読了
    いや、凄い本だなぁ。この本があれば他の希釈したような本は不要やな。とか思いながら聞いてたんだけど。
    やっぱり何も残ってない。。。

    ただ、オランダ、東インド会社の話や宗教関連の話、貨幣経済についてなんかわからんけど、知っていることがたまにある。あと、流石に今日きいた最後の方は、まさにサピエンス全史の名に相応しく人間の次について触れていたなぁ。ぐらいは覚えている。

    謝辞に銃・病原菌・鉄の作者が入っていたので読んでみたいと思った。

    サピエンス全史は合本版買ったのでメモを取りつつ読み直したいと思います。

  • 人類は繁栄しているようで、実はそうではないのかと感じた。豊かになっているようで、みんながそうではないのと同じように。地球規模でいくと戦争は少なくなってきているが、その犠牲になっているひとよりも、自殺者のほうが死亡数が高いという現実。人類は本当の幸福は掴んでないし、テクノロジーの進化の享受はあるけれど、もしかしたら破壊へとつながっているのかもしれない。とにかく人類は生かされていると思う方がいいのかなと思った。

  • 進化、宗教、科学、シンギュラリティを迎えるこれからの世界をまとめて理解することができる一冊。面白く上下巻一気読み。

  • 話題の作品をようやく読む。人類が誕生してから現在に至るまでを、客観的に、相対的に概観するという広大な内容。なぜ他の類人猿ではなくホモサピエンスが生き残れたのか、他の生物からみたホモサピエンスとはどういう生き物なのか、そして科学革命を経て地球を支配してしまったホモサピエンスはどこへ向かおうとしているのか。途中何か所も目から鱗が落ちました。少し文章は難しめと感じましたが一読の価値は間違いなくある作品です。

  • 難解な章もあったが、とても興味深く読むことが出来た!

    「私たちは何になりたいのか?」ではなく、
    「私たちは何を望みたいのか?」という疑問をこれから探してゆく楽しみでも出来た。

    仏教の教えもより理解できて、坐禅をしてきたことの理由が少し分かった気がした。

    「何を望むか」

  • 貨幣、帝国、宗教すべて虚構。虚構こそがホモ・サピエンスを束ね、「社会性」という生存戦略を実装し、地球の頂点に君臨せしめている。

    歴史には沢山の革命があるが、もっとも大きかったものの1つが、
    認知革命。

    近代以前は神により全て知られており、故に神に逆らう理由も術もなかった。
    「無知の自認」が神々の武装を解除し、人間に「進歩」という新たな道を示した。

    そこからは、資本と科学の無限ループにより、飛躍的速度で進歩し、いまや我々はホモ・ゼウスになりつつある。

    しかし、歴史は常に絶妙なバランスで進んできており、今後どんな発想の転換で、天国・地獄どちらに進むかは誰にもわからない。

著者プロフィール

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。専門は世界史とマクロ・ヒストリー。
オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、エルサレムのヘブライ大学歴史学部で終身雇用教授として歴史学を教える。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。2015年にヘブライ語で"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow"を出版。その翻訳書『ホモ・デウス』が2018年9月に刊行される。

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