ホモ・デウス 下: テクノロジーとサピエンスの未来

制作 : 柴田裕之 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 1450
レビュー : 145
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309227375

感想・レビュー・書評

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  • 人間至上主義からデータ教へ。

    ヒトは自然淘汰の結果としての形であり、
    意識は遺伝子によって決まっているものである。(ランダム性を含めて)
    自分の意識より、データの方が自分を知っている。
    うーん。目新しい視点ではないように感じた。
    これだけ長い本にする必要性はないように思う。

    注目を浴びているので期待が大きくなってしまったかな。
    長時間かけた分、ちょっと残念。

    あ、時の流れとともに、
    人間をコンピュータアルゴリズムに置換えが簡単になる理由。
    アルゴリズムの改良だけでなく、
    人間の役割の専門化が進んでいるからという。
    確かに、なるほど、と思った。

  • 共産主義も資本主義も手法はちがうが経済成長を目指している


  • 歴史学的な面では、近・現代史のエリアに入ってきて、テクノロジーの進化が宗教に与えた影響や、人間至上主義、自由主義が科学的アルゴリズムにどう否定されるのかなど、興味深くはあったけど、禅問答のような迷宮感についていけなくなったりして、上巻よりも難しく感じた。
    言わんとしていることは何となく理解できた気がするし、説得力も感じるけど、少し反論したい気持ちにもなった。
    けどその反論材料も理論もなくてもやもや。
    この本をすらすら読んでサクサク理解して、別の観点から意見が出せるような頭脳がほしい〜。けど、そういうアップデートは自分の努力でしていきたい。コンピュータなら一瞬の処理でも少しずつ、時間をかけて。そういう非効率的な選択肢を持っているのが人間なのかなーと。

  • IOTによる世界を目指す人類
    IOTによって人類は無価値になる
    我々は何をしようとしているのだろうか

    最後には3つの問いが投げかけられる

    1生き物は本当にアルゴリズムにすぎないのか?そして、生命は本当にデータ処理にすぎないのか?
    2知識と知能のどちらのほうが価値があるのか?
    3意識は持たないものの高度な知能を備えたアルゴリズムが、私たちが自分自身を知るよりもよく私たちのことを知るようになったとき、社会や政治や日常生活はどうなるのか?

    興味深い設問である

  • 最後はモノのインターネット(IoT)やビッグデータの話となる。というのは、生き物はアルゴリズムであり、生命はデータ処理にすぎないと科学的な定説があり、自分や周辺の行動を記録し、それらをビッグデータとして処理をすれば、人類は自由意思が不要となるということだ。

    著者は、ホモ・デウスにアップデートできた人類だけが富を独占する世界になると警告している。著者は、これは予言ではないという。このような世界を許容できないのなら、そうならないような行動をすべきだと主張している。正直なところ、IoTやビッグデータの話になるのは肩透かし感がある。未来というより、現状から考察した近未来でしかないからだ。結論として、これしかないのかもしれないが、もう少し著者の鋭い考察が欲しかった。

  • 今回は、人類=ホモサピエンスの行く末を予測するわけだが、デジタルと切って切れない未来が来るのは分かる。
    しかしさらにその先に潜む世界がリアルに描かれる。
    まさに「マトリックス」のような世界が来ようとしているのは本当に恐ろしい。しかし、周りを見てもデジタル機器なしでの生活は考えられないだけでなく、スマホを使いこなすというよりそれに隷属しているような光景が最早日常。

    このどこまでも遠くから俯瞰する視点で描かれるホモサピエンスの世界は、遠い未来どころかわずか10~20年後の世界。それだけに、前作より色々考えさせられる一冊。

  • サピエンス全史含め、全人類が今読むべき本だと思った。

  • 今後のホモサピエンスの未来を、「サピエンス全史」で描かれたこれまでの進化の経緯を踏まえつつ、AIがホモサピエンスの知能を超えるシンギュラリティの可能性をも睨みながら説く。神ではなく人間を至上のものとするようになった人類が行き着く先にシンギュラリティがあると言われると、そうかもな、と考えさせられる。SFっぽさもあり刺激的すぎる1冊。

  • ようやく読み終わった。ハラリもすごいけど、超絶分かりやすい訳出をし、訳者あとがきでも著者の意を伝えることに注力する柴田さんも奇跡の人という印象。とはいえ、今の自分にとっては『サピエンス全史』の方が印象に残ったもの多かったな。まだ振り返りが中心のフェーズなんだろう。

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著者プロフィール

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。専門は世界史とマクロ・ヒストリー。
オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、エルサレムのヘブライ大学歴史学部で終身雇用教授として歴史学を教える。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。2015年にヘブライ語で"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow"を出版。その翻訳書『ホモ・デウス』が2018年9月に刊行される。

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