- 河出書房新社 (2019年12月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784309227863
みんなの感想まとめ
個人情報の監視とプライバシーの侵害について深く考えさせられる作品で、著者のエドワード・スノーデンが自身の経験を通じて、なぜ内部告発に至ったのかを描いています。政府の監視体制の背後に潜む問題を、細分化さ...
感想・レビュー・書評
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政府で働く人間たちが全体意識として監視という行為を容認しているわけではなく、あまりにも細分化されたタスクにより「罪の意識」がないことが問題でもあると感じた。誰からの、どういう理由で、何のために、という重要な部分が抜けたまま、上位に位置する人間のきまぐれで個人の情報は赤裸々に暴かれてしまう。
このような話になるとよく、「自分にはやましいことがないから問題ない」という人がいる。
しかしスノーデンも記したように「隠すことがないからプライバシーなんか必要ない、不要だと主張するのは、言うことがないから言論の自由なんかどうでもいいというに等しい」ということ。また、今の現在は自由に対して意識していないかもしれないが、知らない間に物言わぬ機械にタグ付けされ、「反社会的人間リスト」のどこかの層に分類され、当局によって好きなタイミングで利用されてしまうかもしれないのだ。知らない誰かか、もしくは自分自身を罪なき罪人に仕立て上げるために。
何の令状もなく個人に承諾もなく個人情報にアクセスできることは、スノーデンの言葉を借りると「道をはずれたことをやったら、きみの私生活をネタにしますよ、という政府の脅しに等しい」のであり、許してはいけないこと。
これを意識して生活するとしないとでは、だいぶ世の中が違って見えてくるだろう。
誰かが(それが見知らぬ第三者でも)、国内で理由もなくプライバシーと人権を侵害された事件があったときに、すぐに気が付くことができるし、微力ながら力になれるかもしれない。
民主主義とは、目を光らせ手を加え続けていかないとあっという間に形骸化していく。それが、市民や国民に課せられた「終わらない仕事」で「終わらせてはいけない仕事」なのだと思う。 -
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00605622
今世紀最大の英雄か、それとも国家を破壊しようとした叛逆者か──アメリカ政府による大量監視システムの存在を暴露し諜報組織NSAとCIAを敵に回した男の、全世界ベストセラーの自伝。(出版社HPより) -
【ぼくの世代がやった作業は諜報作業の再編と改良にとどまらない。諜報とは何なのかを完全に定義し直したのだ。ぼくたちにとって、それは秘密会合だの秘密情報交換場所だのの話ではなく、データについての話なのだった】(文中より引用)
アメリカ諜報界による大量監視について告発し、現在はモスクワで亡命生活を送るエドワード・スノーデン。彼が自らの生い立ちとともに、なぜそのような「謀叛」を起こすに至ったかを振り返った作品です。訳者は、シンクタンク勤務の傍ら翻訳業を営んでいた山形浩生。原題は、『Permanent Record』。
波乱に満ちた半生や内部告発に至る過程の叙述はストーリーとして抜群に興味深いのですが、何より技術の目まぐるしい進歩がインテリジェンス業界にどのような影響を与えたかを考える上で参考になる一冊。特に技術と法律の解離という問題は、諜報に限らずあらゆる分野で生じているんだろうなと感じました。
少々目まいを覚えるほどの使命感(というか気負い?)が伝わってくる文章でした☆5つ -
知らない世界を知れて面白かった。
私の平和な日常は誰かの掌の上にあると感じた。 -
告発自体もそれはそれで社会的な影響力があるが、この事件が起きた原因と背景が大事な気がする。今の仕事で会社のシステムを担当している身として、なんだかすごく考えさせられる本だった。著者の言う通り、システム担当はすべての情報にアクセスすることができるし、相当な倫理観が試される。きっとこれはどんな時代のどんな職業でも同じことで、往々にして歳を取った権力者よりも、デジタルオタクの若造の方が技術に明るいし、同じだけのアクセスを得てしまう。これが著者の言う不均衡なんだろうな、と。この先の解決策や理想がわからない。
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著者エドワード・スノーデンのこれまでの経歴とアメリカ諜報機関の実態について書いてある。著者は在日米軍本部の横田基地に勤務したことがあり、高い壁、鉄のゲート、衛兵付き検問所などと、横田基地内の様子を明かしている。また、NSAの大量監視がアメリカの敵国のみならず、同盟国も対象内で、著者は民主主義国家として適切な行為でない、と批判する。
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£3.00
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ウィキリークスについても述べてるね。
腰を据えて、じっくり読むべき本だな。 -
なんとか読み終わった!
世界に秘密を明かしてからの話はだいぶ読みやすかった。
読みにくいのは翻訳のせいもあると思うけど、中身が専門的だったりすることもあるだろうし、原作も結構読みにくいんじゃないかと思う。意味の分かりにくい比喩とか、一文が長すぎたりとか。
調べようと思えば、誰のことも徹底的に調べられるということ、それはそりゃあそうなのかもって気もしている。 -
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頑張って読んだけど、1/3が限界だった。
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読みづらかった。
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全編面白い。スノーデンはどこかからだんだんパラノイアっぽくなっていく。
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読みやすい文章と(技術解説は除く)ストーリーはまるでスパイ映画を観ているようだ。インターネットに載せた個人情報は保護されるなど思うな、という怖いことをリアルに警告される。G.オーウェル 1984年 は所詮昔書かれたフィクション。これは現在進行形の事実。
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東2法経図・6F開架:289.3A/Sm9s//K
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アメリカ政府による監視を暴露したスノーデンが自身の半生を語る。
意外に面白かったのは彼の青年期の話。普通の学校生活に合わないような男がパソコンと出会いそこを起点に歩き出していく。高校の単位取得をプログラミングみたいなものと最低限の出席で取得する方法を考えるエピソードがいい。
9.11を機にアメリカへの貢献を考える中で紆余曲折あってCIAへ。そこではパソコン系の専門職の必要性が上がったこととアウトソーシングの普及が重なり、反体制的なギーク文化の若者達が最も縁遠い諜報機関へと入り込んでしまう。スノーデンの暴露は必然だった。
しかし、監視社会を告発したスノーデンが今はロシアで暮らしてるって皮肉ですなぁ。。。
日本の非体制、非社会的な若者達に届いてほしい。 -
これはフィクションではなく現実の出来事なのである。
それを理解するにはあまりにも壮大で、(少なくとも私にとっては)非現実的で、衝撃的な一冊だった。
最終章にある、監視システムの拡大により懸念される市民得点の計算は犯罪者の予測システムは、アニメPSYCHO-PASSの描く未来の日本そのものであり、2つの作品は私の中で完全にリンクした。
PSYCHO-PASSでは、個人の犯罪係数の測定、その係数が(罪を犯してなかろうが)向上すると、処刑対象になる。その支配下の中、個人ではなく集団での犯罪(個人の犯罪係数はあがらない)の場合の倫理、
個人に自覚のない形で連携犯罪がなされる場合の対処方法、先天的に犯罪係数が測定できない人への対処方法についてテーマを設定し、物語が進んでいく。
一個人がここまでのことをやり遂げるその信念と素直さ
国家の中での統率力の低下(テクノロジーを理解している、かつ全体像を把握している人がいない)
人は愛によってここまでも勇気づけられ、自分を信じることができる
私の少ないボキャブラリィではとても表わせない内容だった。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
エドワード・スノーデンの作品
