21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

  • 河出書房新社
3.82
  • (3)
  • (4)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 379
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309227887

作品紹介・あらすじ

いま何が起こっているのか――?
すべての現代人必読の21章
1 幻滅――先送りにされた「歴史の終わり」
2 雇用――あなたが大人になったときには、仕事がないかもしれない
3 自由――ビッグデータがあなたを見守っている
4 平等――データを制する者が未来を制する
5 コミュニティ――人間には身体がある
6 文明――世界にはたった一つの文明しかない
7 ナショナリズム――グローバルな問題はグローバルな答えを必要とする
8 宗教――今や神は国家に仕える
9 移民――文化にも良し悪しがあるかもしれない
10 テロ――パニックを起こすな
11 戦争――人間の愚かさをけっして過小評価してはならない
12 謙虚さ――あなたは世界の中心ではない
13 神――神の名をみだりに唱えてはならない
14 世俗主義――自らの陰の面を認めよ
15 無知――あなたは自分で思っているほど多くを知らない
16 正義――私たちの正義感は時代後れかもしれない
17 ポスト・トゥルース――いつまでも消えないフェイクニュースもある
18 SF――未来は映画で目にするものとは違う
19 教育――変化だけが唯一不変
20 意味――人生は物語ではない
21 瞑想――ひたすら観察せよ

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • サピエンス全史で過去を紐解き、ホモデウスで未来予想図を描いた筆者の新著は「現代」に焦点が当てられているという触れ込みだが、それ以上に筆者の内面から来る煩悶が表出したパーソナルな手触りになっている。

    テクノロジーや政治、宗教、そして歴史と非常に広範なテーマが扱われる。
    ポストトゥルース時代が叫ばれるが、人類はそもそもポストトゥルース(虚構)をもって発展してきた種であるというサピエンス全史以来の著者の主張がここでも展開される。

    アイデンティティであるユダヤコミュニティに対する描写は客観性を保とうとしながらも筆者が苦しみ抜いてきた環境が読み取れ、本書中でも印象的な箇所となった。

    彼がここまで自身のアイデンティティ吐露に踏み込んだのは、なにも自己開示欲に駆られたわけでもなければ自己憐憫に浸っているわけでもないだろう。
    極めてパーソナルな見地から世界を眺め、自身の偏ったレンズを通してどう現実が歪曲されるかを知っていく必要がある。それを実感を持って伝えたかったのではないか。

    技術発展が引き起こす破局については、技術礼讃主義者の立場としてはいささか悲観的にすぎると感じる。
    しかし、的を射た問題提起であるとも思う。

    最終的には、自分が決めて行動するしかない。そのために自身のものさしを磨き、情報を集めてゆくのだ。

  • 2019/12/05

  • 21Lessons:21世紀の人類のための21の思考
    著作者:ユヴァル・ノア・ハラリ
    河出書房新社
    本書「21Lessons」ではついに人類の「現在]に焦点をあててテクノロジーや政治を巡る難著からこの世界に於ける真実そして、人生の意味まで我々が直面している21の重要なテーマを取り上げて、正解の見えない今の時代にどのように思考し行動力を全て問う。
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

  • 人類の過去そして未来を描いてきた著書がいよいよ人類の現在と向き合います。政治的イデオロギー、宗教、文化、ナショナリズムそしてアルゴリズムなど私たちがその枠組みを通して見る世界観の危うさを塾考し真実は何かと探求します。激動の時代にはレジリエンスが重要であり、それは自分自身を知り、世界の真実を知ることとして、最終章を瞑想で締め括ってます。やっぱり時代はマインドフルネスですね。

  • 著者:Yuval Noah Harari
    訳者:柴田裕之
    単行本 46 ● 472ページ
    ISBN:978-4-309-22788-7 ● Cコード:0030
    発売日:2019.11.2

    『サピエンス全史』で人類の「過去」を『ホモ・デウス』で人類の「未来」を描き、
    一躍、時代の寵児となった、ユヴァル・ノア・ハラリ。
    第三作『21 Lessons』では、ついに人類の「現在」を問う―――。

    いまや全世界からその発言が注目されている、新たなる知の巨人は、ひとりのサピエンスとして何を考え、われわれに何を訴えるのか。学生からビジネスパーソンまで、現代人必読の21章
    http://www.kawade.co.jp/np/isbn/978-4-309-22788-7/

    特設サイト
    〈www.kawade.co.jp/21lessons/〉

    【簡易目次】
    1 幻滅――先送りにされた「歴史の終わり」
    2 雇用――あなたが大人になったときには、仕事がないかもしれない
    3 自由――ビッグデータがあなたを見守っている
    4 平等――データを制する者が未来を制する
    5 コミュニティ――人間には身体がある
    6 文明――世界にはたった一つの文明しかない
    7 ナショナリズム――グローバルな問題はグローバルな答えを必要とする
    8 宗教――今や神は国家に仕える
    9 移民――文化にも良し悪しがあるかもしれない
    10 テロ――パニックを起こすな
    11 戦争――人間の愚かさをけっして過小評価してはならない
    12 謙虚さ――あなたは世界の中心ではない
    13 神――神の名をみだりに唱えてはならない
    14 世俗主義――自らの陰の面を認めよ
    15 無知――あなたは自分で思っているほど多くを知らない
    16 正義――私たちの正義感は時代後れかもしれない
    17 ポスト・トゥルース――いつまでも消えないフェイクニュースもある
    18 SF――未来は映画で目にするものとは違う
    19 教育――変化だけが唯一不変
    20 意味――人生は物語ではない
    21 瞑想――ひたすら観察せよ

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。専門は世界史とマクロ・ヒストリー。
オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、エルサレムのヘブライ大学歴史学部で終身雇用教授として歴史学を教える。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。2015年にヘブライ語で"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow"を出版。その翻訳書『ホモ・デウス』が2018年9月に刊行される。

ユヴァル・ノア・ハラリの作品

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考を本棚に登録しているひと

ツイートする