中国の歴史〈増補版〉

  • 河出書房新社 (2024年11月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784309229461

感想・レビュー・書評

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  • 長い中国の歴史は俯瞰と論点の整理が肝要で、本書はそれ満たし且つ(今日に通じる)近現代の配分も疎かでなく、良くまとまった歴史本といえる。二千年の適用に耐えた皇帝専制が形の上で消滅した今も、広大な国土と膨大な人口を統治する術は、歴代王朝にそのエッセンスがあり、その意味では始皇帝はまだ生きているし、そう捉えたなら、西側諸国と自ずから国体も思考法も異なるのは当たり前。天子は畢竟億の民を食わすことに存在意義があり、無数の戦争と王朝の栄枯盛衰はその上に乗っかったものに過ぎない。年表で天命の変遷と無数のトピックを追うより、農耕民がどのように統治されてきたかを視座にすると中国が見えやすいかもしれない。

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著者プロフィール

慶應義塾大学文学部教授

「2010年 『アジアの文人が見た民衆とその文化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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