フランシス・ベーコン 感覚の論理学 新装版

  • 河出書房新社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309231204

感想・レビュー・書評

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  • およそドゥルーズが書いたとは思えないほどの読みやすさ(翻訳者の偉業?)で、ビックリしてしまいました。
    ドゥルーズの思想を知りたくて手にとったんですけど、むしろフランシス・ベーコン論、芸術論として面白かったです。
    批評家泣かせと言われる(らしい)ベーコンの絵画ですが、ドゥルーズの鮮やかな読解により、何だか怖いベーコンの絵画が、生き生きとして輝きに満ちたものに見えてきます、不思議と。
    ただ、本書にはほとんど図版(写真)がないので、ネット検索でも良いので、事前にベーコンの絵画(ついでにベーコンの略伝記も)をひと通り見ておくことをオススメします。
    (読書中も、いろいろな絵画をちょくちょく検索する読み方になると思います。)
    また、絵画の歴史もごくごく簡単にでも良いので抑えておくとさらに楽しめると思います。
    なお、本書をドゥルーズ入門として読みたい場合は、『ドゥルーズ キーワード89』(せりか書房)を傍らにおいて読み進めるのがオススメです。

  • 23
    57
    58☆
    74
    124.5 ベーコンと写真
    133
    142.3
    159 キュビズム
    187
    197
    210

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著者プロフィール

(Gilles Deleuze)
1925年生まれ。哲学者。主な著書に、『経験論と主体性:ヒュームにおける人間的自然についての試論』『ベルクソニズム』『ニーチェと哲学』『カントの批判哲学』『スピノザと表現の問題』『意味の論理学』『差異と反復』『ザッヘル゠マゾッホ紹介:冷淡なものと残酷なもの』『フーコー』『襞:ライプニッツとバロック』『フランシス・ベーコン:感覚の論理学』『シネマ1・2』『批評と臨床』など。フェリックス・ガタリとの共著に、『アンチ・オイディプス』『カフカ:マイナー文学のために』『千のプラトー』『哲学とは何か』など。1995年死去。

「2021年 『プルーストとシーニュ〈新訳〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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