- Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309240824
感想・レビュー・書評
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厚さの割には得られるものが少ないように観じてしまった
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ずっと昔、ツブれたり、またできたりしていた河出書房新社に行ったとき、編集部の人から「好きな本を1冊ただで持っていって良いよ」って言われて、これをもらった。
分厚い本で、高価だから自分で買おうとは思えないし、表紙は、この写真の緑色じゃなくて、薄い暖色系の色でデザインがとても良かったから。
哲学として読むと、難しくて、よく分からないけれど、現代詩のように読むと、とても好きな作品。
ダダイズム、統合失調症、ビートニクス、カフカ、資本主義、機械、身体・・・。
今でも、本棚に並んでるよ。時々、読む。
ただし、哲学ではなく、詩のようなものとして。 -
見上げた青空も、白い雲や緑の山もぼくの脳が作り出すイメージ。
そんなの虚しい?
でもそこに、山が在り雲が在り空が在るのは確かだ。
充ち溢れるもので詰まった空っぽ。
そして、すべては流れゆく、また、尽きることなく溢れ出てくる。
いろんなものが相互に関わり、変転しながら流れてゆく。
「わかってる」なんてぼくだけのイメージ。それは空っぽ。
でもそこには実体がある。確かに。
ぼくが変えるんじゃない。きみが変えるんじゃない。
溢れ出し流れていく何かの中でみんな変わっていくんだ。
いっしょに流れて溶けてゆきたい。
昔の日記を読んでいたら…なんと、こんな文章を書いていました。
「流れの哲学」といわれるジル・ドゥルーズさんのアンチ・オイディプスを読み終わった今、その内容にあまりにピッタリ?!で驚きました。
いやはや…行ったり来たりの人生です。まさに流れて行くのですね。
Mahalo -
社会という巨大な幻想から逃走する現
代思想の源泉。 -
市倉訳:翻訳のフォローが丁寧で、原文の詳細なイメージが追いやすい。
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三週目。
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20世紀後半、最高のいっちゃってる本の一つ。読めるもんなら読んでみよ。
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楽しい本です。最初野卑な言葉で始まるから、この展開は長くは続かないだろうなと思っていたら、最後まで野卑な言葉ばかりだった、と言われた異例の哲学書。
著者プロフィール
ジル・ドゥルーズの作品





