- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309243832
作品紹介・あらすじ
感情をすぐに顔に出してしまう人がいるのに、感情を隠すのがうまい人がいるのはなぜ?本音は顔に出やすいが、人間は顔の表情をコントロールすることもできる。感情とその表現研究の第一人者が、相手の本当の感情を読み、自分の嘘や感情をコントロールする技術を指南する、画期的な本。
感想・レビュー・書評
-
原著は『emotions revealed」なので感情というより情動が中心。でも普通に感情でもいいかも。
情動と顔の表情の関係を説明しつつ感情の成り立ちや役割を紐解いていくので、表情に現れない情動や感情は扱われない、というのがおもしろい。
逆に普通は感情として含まれない「軽蔑」というものを感情として取り扱うのもおもしろい。
あと「驚き」でデカルトに触れもしないのもおもしろい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感情を表す顔の表情は、文化的に普遍的である。表情を抑制することは不可能では無いが、難しく、感情ごとに固有の筋肉の動きがある。
というようなことを、繰り返し繰り返し書いている。あまりに繰り返しが多いので読むのがしんどい。
原題は、Emitions Revield: Understanding faces and feelingsなので邦題の「顔は口ほどに嘘をつく」というのは、どちらかといえば逆。 -
くわしくは書いているのですが、私には分かりずらい部分が多かった気がした。
-
表情は、国籍や文化に関係なく共通するものがあることを説明しているが、専門的な説明が多い。”自分の理論が正しい”の照明の為に書かれているようだ。
-
顔は遺伝子の質を写しているらしいです。
ルッキズムうんぬんと絡めるとたいへんなことになりそう。
でも、こっちより『恋人選びの心』を頑張って読む方がいいかも? -
アメリカのテレビドラマ『Lie to Me』の主人公カル・ライトマン博士のモデルとなった。
-
表情分析。
全体的な内容は表情分析入門に近く、表情分析入門の方が内容が濃い気がする。
嘘を見抜く系の内容はほぼなし。
顔と声からどういう感情を抱いてるかはわかったとしても、その感情を抱くに至った原因を知ることは出来ない。 -
図書館
挫折 -
学術的な記述が思ったより多かった。
この本を読んだからといって、人の表情から何かを知る技術がすぐに身につくというわけではない。そういった技術は本気で時間をかけて身につけていくものなのだろう。
この本を読んでの一番の収穫は、客観的に自分の感情をみつめようと考え始めたことかなと。なぜ悲しいのか?なぜ怒るのか?そういった自分の感情の変化を客観的に見つめる。その根源を知り、対策を考える。これによって感情に支配された言動を行い、周りを傷つけ人生をつまらなくしてしまうリスクも抑えることもできる。日常の生活の中で感情が動いた時、なぜ、どうしてこういう気分なのか?立ち止まって考えはじめてみた。これからが楽しみ。 -
「ライ・トゥ・ミー」というドラマのモデルにもなったエクマンの本。とても面白い。うそに興味のある人は読むべし(^O^)/