乱造される心の病

制作 : 寺西 のぶ子 
  • 河出書房新社
3.11
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本棚登録 : 28
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309244907

作品紹介・あらすじ

内気な人々はどのようにして病人にさせられたのか?巧みな広告戦略で普通の人々を精神疾患に仕立て上げ、恐ろしい向精神薬で巨利を貪ろうとする精神病産業の実像に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 速読。

    製薬会社と医者の都合でいかにして病気というものが作り上げられてきたかを物語る。
    確かに患者にとって助けられた側面もあるとは思うが、それよりも医者、学者も自信の保身と出世のために病気や薬を量産してきた面も大きい。ましてやうつ病患者のような精神的に参っている人間に対して「うつ病ですね」の診断はいわば病気につけ込んでいるという面もあるだろう。
    仮にあなたが精神的な病で参っているとしたら、「脳を鍛えるには運動しか無い」を読むことを勧める。こちらは実際に運動がメンタルケアにどれだけ有意義かが述べられている。

  •  ”内気”が心の病気として扱われることになった経緯に迫る。

     現在のDSMの基となったDSMーⅢ作成の過程を詳細に記され、精神疾患の定義が曖昧で根拠なく決められていることが分かってくる。さらに製薬会社のキャンペーンについても書かれている。
     ただ、全体的にはデイヴィッド・ヒーリーの『SSRIの功罪』とハーブ・カチンスの『精神疾患はつくられる』と重複する内容が多く、二冊の補完的な内容とも感じた。

  • [ 内容 ]
    内気な人々はどのようにして病人にさせられたのか?
    巧みな広告戦略で普通の人々を精神疾患に仕立て上げ、恐ろしい向精神薬で巨利を貪ろうとする精神病産業の実像に迫る。

    [ 目次 ]
    第1章 心の問題か?脳の問題か?―不安をめぐる一〇〇年の闘い
    第2章 感情が病状にされる―診断をめぐる闘争
    第3章 内気は病気になった!―精神医療産業の決定的勝利
    第4章 さあ、病気を売り込もう!―消費者に直接販売
    第5章 反跳症候群―副作用と薬物依存の恐怖
    第6章 プロザック帝国への反乱―立ち上がる人々
    第7章 不安はどこへ行くのか?―感情を消された社会

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • メンタル系の薬は恐ろしくて飲めない。
    文中にある数々のポスターが「万能感」を売りにしていて、底知れぬ悪意を感じてしまう。

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