モンテッソーリ教育を受けた子どもたち---幼児の経験と脳

著者 :
  • 河出書房新社
3.29
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本棚登録 : 119
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309244976

作品紹介・あらすじ

筋道を立てて考えるのが好き、計画を立てて目標を達成しようとする、教え方が上手、人をほめる…、夢を叶えるために、がんばる子に育ちます!1,000人のデータからその成果を検証し、"モンテッソーリ教育のどの経験が脳に効いたのか"に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • モンテッソーリ教育を我が子の子育てに利用するかどうか悩んでおり、ひとつの指標として読みました。
    モンテッソーリ教育を受けたこどもがどのように成長したのかを、様々なエピソードと、ちょっと面白いことに脳科学の観点から分析しています。
    著者は脳科学は専門ではないないことから、脳科学者の発言を中心に、モンテッソーリとの関連性を紐解こうとしています。
    本書の結論としては、モンテッソーリ教育は、脳の発達には良いと言えそうだという見解に落ち着いているように見えます。
    個人的にはモンテッソーリ教育がすべてではないものの、本書をよんでそのエッセンスを育児に加えてみようと思いました。

    モンテッソーリ教育って効果があるのかと疑問に思ったら読んでみるといい一冊だと思います。
    ただ、少し読みにくく、回りくどい書き方が多い印象を受けました。

  • 「提示」家庭でも実践し、その際の子どもの様子をじっくり観察してみたいと思った。
    モンテッソーリ教育が脳に与える影響は、こどもの生きやすさをかなり手助けすると感じた。その子が何を求めている時期かの観察や、親としては時に辛抱が必要な事もありそうだが、それも含め楽しみながら子育てに向き合えたらなと思う。
    成功例は載るが、モンテッソーリ教育が合わなかったという話も世では聞く。その原因は個人の捉え方、取り込み方、家庭等の問題なのか、専門的に何かあるのかについても知りたいと思った。ないのであればこの教育はもっと広く取り入れられて欲しい。

  • 出来なかったことが出来るようになると、脳内でドーパミンが出て快感を感じる。これを脳科学用語で「報酬」という(要約)が印象的でした。
    大人はこどもが出来たことに対し、物で報酬を与える時もありますが、こどもは既に自分自身から報酬を得ているんですね。
    こどもが自分で出来るようになるまでの手助けの仕方を教えて貰える本でした。

  • 3歳までに大事なことは、「日常生活行動」を教育の場として教材化し、意識して実践すること

  • モンテッソーリ教育を受けた子はどのような傾向にあるのか、アンケートなどでの情報をもとに、まとめてある。
    情報が偏っているかもしれないが、自立した人に育ちやすいことは分かった。
    モンテッソーリがどういうものか、という本ではない。

  • 中身の8割がモンテッソーリ礼賛なんじゃないか、と思うくらいの成功体験の羅列。そういうのを求めていたわけじゃないのでほぼ斜め読みしました。

    同じ著者が書いた「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」がとてもよかったので期待していたんですが、モンテッソーリ教育の内容について知りたい人にはこの本は全くおススメしないです。

    モンテッソーリ教育がいかに子供にとっていい影響を与えたか、を知りたい人にとってはいい本なのかな…。

    「三段階レッスン」だけは、「ママ、ひとりで〜」に載っていなかったのと、モンテッソーリ園に行かなくてもモンテッソーリ教育は取り入れられることが書いてあったのでその部分だけは読む価値あると思います。

  • 乱暴だった子どもも自分のやりたいお仕事を見つけ集中しやり遂げることで正常化が図られたというお話は参考になった。
    しかし、タイトルにもなっている脳に関しては著者は専門外な上、理由づけや根拠が薄かったので無理して書く必要はなかった気がする。

  • 『現代の地政学』佐藤優著(晶文社)の39頁にマリア・モンテッソーリとモンテッソーリ教育について書かれているのを読んで、モンテッソーリ教育に興味を持った。その後、図書館でこの本を見つけて、中身をパラパラと読んで理解できそうなので借りて読んだ。モンテッソーリ教育を受けた「本人」とその「母親」と「教師」の声(25頁から69頁)を興味深く読んだ。

  • モンテッソーリ教育について知識がなかったが、これを読み興味を持つようになった。
    関連書も読んでみたい

  • 素敵な幼児教育法と思われる【モンテッソーリ教育】を受けた子供たちが、将来、どんな大人に成長していくのか、を知りたくて読んだ一冊。単純に頭が良く、有名大学に進学や、大手企業で活躍という軸に拘らずに、立派に成長していることを知り、感動しました。全ての子供に当てはまらないとしても、参考になりました。

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著者プロフィール

相良敦子(さがら あつこ)
1959年生まれ。脚本家・作家。
学習院大学文学部史学科卒業。
制作現場を経て、NHKの脚本懸賞入賞を機にデビュー。
以後、テレビドラマを中心に、ラジオ、映画、舞台、小説、絵本と、幅広いジャンルで執筆している。
主なテレビドラマに、連続テレビ小説「ウェルかめ」、「バッテリー」、「七子と七生」、「昨日の敵は今日の友」、「シングルマザーズ」、「サイレント・プア」(以上NHK)など多数。

「2022年 『感動する、を考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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