美女と機械---健康と美の大衆文化史

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309245072

作品紹介・あらすじ

フィットネス、ダイエット、スリーサイズ、自分らしさ…「理想の体型」は、危険な香り。今日の身体美イメージはどこから来たのか-科学とメディアと欲望の20世紀。

感想・レビュー・書評

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  • 大衆が求めた健康美は、メディアによって意図的に作られたイデオロギーだ、と、著者は言うが、それでいいんじゃないのかな。健康美の歴史も面白かったが、引用されている写真や絵に引き込まれた。

  • テーマ史

  • 女性はいつの時代でも綺麗でいたいと思う生き物である。しかし、それは昔から「健康美神話」と呼ばれる幻想であると著者は言っている。「健康美神話」の巧妙な語りを知ることで、本来の「美」は何かを分析している。女性が思う「理想体型」とは…。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00157905

  • この本だけでなくこの著者の本すべてに言える特徴なのですが、事例はおもしろいのだけど、社会学的分析がすでにある学説の借り物以外に見られないので正直その部分が邪魔です。
    事例を見ればその事例がフーコーのいうところのまなざしにがんじがらめになり、ブルデューのいうところのディスタンクシオンのために"Discipline"を行っている、というのは特に著者が文中でその学説だけをとりあげて説明する必要があるのか悩みます。というかその説明に持って行きたくて事例を出しているようにしか思えません。
    いっそ「社会学の本」とエクスキューズしなくてもいいような面白おかしい本にすればいいのにと思うほどこの手の話が邪魔です。
    事例自体はおもしろいしまとめて読む価値があるのですが・・・

  • フィットネスボンバー!

  • 興味深いのだが論点がズレまくり。広告の評価をズラズラ述べてみました感が否めない。次はビガーパンツとかでどうですか?

  • 2010.02.21 日本経済新聞で紹介されました。

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著者プロフィール

1954年生まれ。早稲田大学教育学部教授。専門は表象文化論、ドイツ文化論。著書に『暮らしのテクノロジー』『ポピュラーサイエンスの時代』『サラリーマン誕生物語』『OL誕生物語』など、訳書に『DJカルチャー』(ポーシャルト)などがある。

「2017年 『流線形の考古学 速度・身体・会社・国家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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